2008年6月1日施行の改正道路交通法。
「自転車のヘッドホン運転・傘さし運転禁止」らしい。
自転車での移動が多い私には大問題で調べてみたが……よくわからん。(『曖昧な危険』参照)。
マスコミやネットの情報ではなく、改正道路交通法について書いた本を読めば、真実が明らかになるに違いない。
今回の改正は、飲酒運転者・飲酒運転者の周囲の人への罰則の強化。
救護義務違反(ひき逃げ)への罰則の引き上げ。
運転免許証表示の義務づけ。
……これは当然だろう。
75歳以上の運転者の免許更新時の認知機能検査の導入と高齢運転者標識(枯葉マーク)表示の義務づけ。
……75歳でいいのか?
70歳に引き下げた方がいいんじゃないか?
聴覚障害者も、ワイドミラーと聴覚障害者標識設置を義務づけることで普通自動車に限って、運転可能と明記。
……身障者の社会参加を推進するので、いいことだと思う。
自動車事故被害者軽減対策として、後部座席でのシートベルト着用義務づけや、バイク便事業者への安全運転管理者制度の適用。
……今まで、義務づけられていなかったのか!
新駐車対策法で違反駐車が減少したため、レッカー車移動保管期間の短縮。
……当然か。
さて、肝心の自転車。
「幼児・児童を自転車に乗せる時、ヘルメットの着用を努力義務とする」、他の年齢層よりも頭を強打して死ぬ確率が多いため。
「自転車が歩道を走れる条件を明確化」、つまり、自転車は車道を走るのが基本で、無理に歩道を走らなくていいらしい。
「傘差し・ヘッドホン運転禁止」項目はなく、違反金を取られることもない。
だから、6月1日を過ぎた現在も、交番前の交差点に、傘差し・ヘッドホン運転の自転車があふれているわけだ。
ただし、「警官は悪質な自転車運転者に警告、従わない場合は逮捕。3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金」とある。
何が「悪質」かは、警官の判断しだいなので、自転車運転者は「警官に出会わぬようにすること」が、最善の策かもしれない。
『道路交通法改正Q&A』 交通行政研究会 編 東京法令出版
ラベル:道路交通法
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