なんと、この商品。なお改良が進んでるんですね。
2008年6月5日。数量限定で、東京などの一部店舗で試験販売された「貼ったまま読める透明付箋紙」の新バージョン。
75×95mm。40枚で525円。
ちょうど、現在発売されている透明付箋紙の半分の大きさ。
「それやったら、普通の透明付箋の大きいやつと、ちがうんか?」というご意見もあろうかと思いますが。
商品説明には、『素材には、これも多くの声をお寄せいただいている、水性筆記用具の乾燥を早くするために、今回はプラスチック素材にしてみました』。
……「他社の透明付箋と一緒にしてもらっちゃあ困るね。君」という無印側の強力なメッセージが込められているようです。
これは現在、感想を募集中。
また新たな改良を加えていくようです。
一方、文庫本サイズの現行の透明付箋紙は……。
無印良品有楽町店で5月30日から6月20日まで、カラーバリエーションの投票を受けつけていたらしい。
ブルー111票、グリーン95票、オレンジ59票、イエロー41票。
今の白一色に加えて、ブルーの透明付箋紙を売り出そうと企んでいるようです。
「色増えるんはええねんけど、あの糊のきつさ、なんとかせんと。薄い紙の本とか古本とかに貼ったら、本破れるで」と思われた方。
ご安心を。
『空想無印』サイトでは、そのようなご要望も承っております。
『空想無印』では、登録ユーザーが無印良品で作ってほしい商品を提案。
ユーザーが提案商品の中で、実際にほしいものに投票することもできます。
1000票集めた商品を実際に商品化。
登録は無料。
誰でも登録できるので……しょうがないなあ。
『muji net』会員だし、ここは一つ、在野のレファレンサー(司書)として、不肖、この私が図書館の本や古書のため、透明付箋紙の糊の粘度の工夫、要望書き込みしときましょうかね。
『空想無印』では、収納用品、ステーショナリー、家電、照明、家具、食器、衣服、子供用品、食品など、多彩な分野の商品提案を受けつけていて、ステーショナリーだけでも500以上の新商品・商品改善提案が出ているのです。
ちなみに、商品化を企画しているけれど、難題あり。
解決策募集中の提案は、
「立ててしまえるドライヤー」、「コードを自動で巻き取る収納具」、「無垢材ユニット家具」、「筒」になる布団圧縮袋」、「最後の一滴まで使えるボトル」。
……「コードを自動で巻き取る収納具」。特に魅力的だなあ。
今は家中、電化製品だらけ。
特にパソコン周り、電源コードやらケーブルやらが、うっとうしくてしょうがない。
しかも、コード類は静電気でホコリを引き寄せますから、掃除が面倒。
市販のコードをまとめる器具も出回っているけれど、完璧とはいえません。
アイロンや掃除機に内蔵されている自動コード巻きのような収納具があると、部屋もすっきりしそう。
これ、実用化したら、ぜひともほしい。
そして、商品化進行中の提案は「ペットにフィットするソファ」、「丈の長いインナー」、「服を掛けれるカーテンレール」、「書き込めるメジャー」、「調味料用詰め替え計量ボトル」。
……「書き込めるメジャー」???
提案者は、なおきさん。
コンセプトは『直接メジャーに印を書き込む事で、寸法を「測る」という煩わしさを解消し、測り間違いをなくします』。
ニーズ(解決される困ったことなど)は、「ちゃんと測ったつもりが勘違いしていた。寸法を確認したつもりだったのに、納まらない。そんな間違いは誰にでもあるはず!」
……うーむ。確かに。
かつて、私も同じような失敗をしたことがあります。
今では、メジャー(ドイツのヘキトマス)で、同じものを2度採寸(誤差を防ぐため)して、ラフなイラストと寸法をロディア(フランスのメモ帳)に書きなぐり、メジャーとロディアを持って、買い物に出かけていますが。
なるほど。
メジャーに測ったものの名前を直接書くということは、ちょっと思いつかなかったですね。
「貼ったまま読める透明付箋紙」もそうでしたが、『空想無印』には、「そんな発想があるのか!」「その手があったか!」と意表をつかれる提案がたくさんあるので、面白い。
私は「身の丈に合ったところから、みんなで知恵を出し合って、すこしずつでも、身の回りを快適にしていく」運動が好きなので、『空想無印』を応援したいと思います。
ラベル:無印良品