そろそろ来年の手帳を……。
mixi『文房具』コミュニティ(掲示板)でも、来年の手帳の話で盛り上がっています。
ビジネスマンに人気のモールスキンや能率手帳。
色鮮やかな表紙のデルフォニックス。
中世の金箔入り写本を思わせる美しいペーパー・ブランクス。
そして、ほぼ日手帳。
……うーむ。話に出てくるのは、全部綴じ手帳だ。
先日、近所の東急ハンズに出かけてみました。
すでに売場には、9月はじまり手帳が並んでいて、手にとって手帳を真剣に選ぶ若者の姿も。
モールスキン、能率手帳、ほぼ日手帳、マークス、アーティミス……ハンズのオリジナルFS手帳も豊富なカラーが揃っています。
……でも、やっぱり綴じ手帳ばかりですね。
私はシステム手帳派。年度をまたいで進行する行事が多いこともあって、リフィルを差し替えただけで、翌年度に移行できるシステム手帳愛用者なのですが。
この季節だけは、毎年、さまざまな手帳を試せる綴じ手帳派の人が、ちょっとうらやましい。
例年、システム手帳のレフィルが出揃うのは、11月半ばなのですが、もうそろそろ、来年の手帳を考えてみたいと思います。
『文房具』コミュティでは、やはりユーザーが多いのが、ほぼ日手帳。
『では、今年の手帳は?』で、ほぼ日手帳が、毎年ユーザーの声で改良されていることをご紹介しましたが、今年は、グラフィックデザイナーの佐藤卓氏が、ほぼ日手帳の改良……正確にはデザインの微調整をしました。
「手帳の4ミリ方眼を3.45ミリに」
……「手帳が大きくないから」が、その理由らしいですが。
その3.45ミリという、微妙な数字は、どこから出たんでしょうかね。
ロディアやレポートパッド、システム手帳リフィルで、「5ミリ方眼」を基本としている私には、ほぼ日手帳の元々の基本サイズ「4ミリ」が、どんないきさつで決まったのか。不思議。
「点線と点線の交差点がきれいな十字になるように調整」
「今までタテとヨコの破線が重なっていた時間軸の数字の周りから破線を消して、時間軸の数字を見やすく」
「数字のところの日付まわりの方眼を取る」
「祝日は小さく、色を薄めに」
「印刷色を落ち着いた色に」
……細かいことですが、画像を見ると、今年の改良版ほぼ日手帳の見開きページは、かなりすっきりしています。
そして、「ページの右下にあった通算番号を日付周りに移動して時間軸の下のスペースを広く」
……なるほど、備考欄のスペースが増えたわけですね。
そして、今年の最大の改良点が「日曜はじまり手帳の発売」。
要望が高かったものの、去年は発売を見送られたもの。
ほぼ日手帳は「学校や会社は月曜日から始まるから」との理由で、ずっと月曜はじまりの月間カレンダーなのです。
私も、日曜はじまりのカレンダールリフィルを使い慣れているので、「日曜はじまりの月間カレンダーを」と要望する、ほぼ日手帳ユーザーの気持ちは、よくわかります。
ちなみに私の場合、今年は、レイメイ藤井の「ダヴィンチ」のリフィルを使っています。
ほぼ日手帳と同じ、手帳に最適の紙「トモエリバー」を使ったもので、薄くて軽いのにインクの裏抜けもせず、システム手帳が不必要に分厚くならなくていいのですが。
月間カレンダーリフィルが、月曜はじまり型なのには、どうしても慣れることができないのでした。
おそらく、壁掛け式のカレンダーは日曜はじまりのものが主流だから、月曜はじまりの手帳のカレンダーと突き合わせした時に、違和感があるのでしょう。
とりあえず、来年のリフィルは、日曜はじまりの月間カレンダーリフィルにしましょう。
なお、ほぼ日手帳を販売している『ほぼ日刊イトイ新聞』サイトで、手帳の付属品として売っているのは……
筆記具、週間手帳、アドレス帳、3ヶ月ミニ冊子。
メモ帳セット、ハサミ、ルーペ。
下敷き、両面シール、付箋セット、消しゴム。
シールブック、フォトアルバム、カバーオンカバー。
レシピブック、路線図、カロリーブック、新潮文庫の100冊……。
これを、パスポートやクレジットカード、保険証、チケットまでつめこめる「ほぼ日手帳カバー」へ……。
こうなると、もう手帳というより、「手帳型小型鞄」のようですな。
さらに、今年は、9月24日に、「ほぼ日手帳公式ガイドブック(ほぼ日刊イトイ新聞編・マガジンハウス)」も売り出されてしまう。
その中のコンテンツの一つに、著名人の「ほぼ日手帳の使い方特集」があり、これは画像をネットでも見られるのですが……。
同じ手帳を使っているのに、人によって、かなり使い方が違います。
細かい字でぎっしり予定を書き込む人、方眼罫を無視して、自在にイラストを書き込む人、地図ばかり描いている人……他人の手帳の中身は興味深いですね。
私の手帳の中身は、絶対見せられません。
まず、字が汚いし。
本来、予定を書くべき見開き2週間リフィルに、「その日にあったこと」を書く、でたらめなことをしているし。
例えば……。
『○月○日、晴。年休。夫と買物。カッターとネクタイを買う。コンタクトレンズ検査、ごく初期の老眼。ショック。角膜の荒れがひどく薬をもらう。老眼用は早いとのこと。パソコン用コンタクトに買い替え4万かかる。風邪、喘息で不眠。ピークフロー値360』
……なんか、くだらんことを書いてますねえ。情けないなあ。
ちなみに、ピークフローとは呼吸量を測る器具で、これは、夜中に喘息を起こした時に測った数値。
後で『喘息日記』に転記して、主治医に提出します。
最近、予定の方は、月間カレンダーリフィルに書き込むことにして、週間リフィルは日記になっていますが、去年初めて導入した蛇腹式年間スケジュールリフィルは、結局使いこなせていないし。
TODOリストは、突発的な重要事項に振り回されて、優先順位がメチャメチャだし……。
これは、リフィル構成を、真剣に検討しないといけないなあ。
手帳を買いに行くよりも、まずは、去年10月から今までの反省が先ですね。……
ラベル:ほぼ日手帳