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2008年12月09日

4色ペンの疑惑

『噂の最強ボールペン』を書いていて、ふと思ったこと。

 
「4色ボールペンの色はどう決めたか?」。

ご存知のように、4色ボールペンの色は、決まったように「黒・赤・青・緑」なのですね。
「ピンク・黄色・茶色・紫」じゃいけない理由って……???

私は特殊な職場と職歴(『禁じられた文具』参照)なので、使わない文具、使えない文具が多く、4色ボールペンも、そのひとつ。
職場では黒と赤が基本。
プライベートでは青一点張り。

実は、「青」は意外と使える範囲の広い色なのです。
これまで、「黒インクで筆記」と但し書きある時以外は、書類を全部青インクで書いてきましたが、「青など認めん」と書類を突き返されたことはありません。

ところが緑は……使ったことないなあ。
使い方がわからんし、そもそも、4色目の色がなんで「緑」なのかもわからん。

調べてみると、私と同じ疑問を持った人がいたのでした。

『教えてgoo』に、「4色ボールペンの色の意味」について質問が書き込まれています。

その回答によると、日本の公文書は「黒」(墨の色)を基本としているのに対し、欧米では「青」(ブルーブラック・万年筆のインクの色)が主流で、「黒インク使用」の限定がない限り、「青」でもマナー上問題がない。
「赤」は「注意喚起」の意味で使われる色。

で、問題の「緑」。
地図や文章に、「黒」「赤」「青」が使われることが多く、「その他の色」ということで。
……「緑」?
「紫」「茶」は、紙の地の色によって「黒」と間違えやすく、「ピンク」「黄色」は見づらい。
……消去法で「緑」?

いろいろと探してみましたが、「緑でなければならない決定的な理由」が、どうしても見つからないのです。

「1988年、メーカー37社が加盟する日本4色ボールペン協会(実在していたらすみません)が、ボールペンに使用する色を「黒」「赤」「青」「緑」と定めた」
……というわけでもないらしい。

まあ、今のところ「第4の色」は、「なんとなく緑」で定着しているようです。

ちなみに、多色ボールペンの歴史は比較的新しく、1958年にドイツ・ヴァルドマン社が、軸を回して芯を切り替えるツイスト式2色ボールペンで世界特許取得。
日本のゼブラが1964年、3色ボールペンを発売。
1967年にヴァルドマン社が、軸を振ると芯が出てくる振り子式4色ボールペンを開発。

……この分野の最前線にも、ちゃんと日本の文具メーカーが進出しているのでした。

さて、この第4の色「緑」が入った多色ボールペンの使い方を提唱し、ベストセラーになったのが『三色ボールペン情報活用術(斎藤孝著・角川ONEテーマ21)』

「赤」は客観的に見て最も大事なもの。
「青」は客観的にまあ重要なもの。
「緑」は主観的に見て自分が面白いと感じたり興味を抱いたりしたもの。

……こんな感じで色分けして、本や手帳にアンダーラインや言葉を記入すると、思考整理力やら記憶力やら創造力が向上するらしい。

でも、市販の3色ボールペンは「黒」「赤」「青」。
「黒」「赤」「青」「緑」の4色ボールペンで代用するか、パイロットの「コレト」(『G賞受賞のボールペン』参照)を使って、「赤」「青」「緑」の3色ボールペンを作るのがよいでしょう。

3色ボールペンを開発した『ゼブラ株式会社』サイトでは、「ゼブラ色分けコンシェルジュ」コーナーで、夢や目標、ライフスタイルに合った6種類の「多機能ペンの色分け手帳術」が紹介されています。

「外出が多い営業職」は……
黒(アポイントの予定)、緑(外回りのついでに済ませたい雑用や買い物、プライベートの予定)、赤(クレーム)、青(社内会議などの動かない予定)。
……営業職は、自制しないと時間の無駄使いをしてしまうので大変ですね。

「多忙な大学生」は……
赤(テストの範囲やデートの予定などの重要事項)、青(バイトや雑誌の発売日などの前から決まっている予定)、黒(就職活動や授業などの基本の予定)、緑(コメントやマークを書いて華やかに)。
……書き込むのが楽しいかも。

「自由時間を捻出したい人」は……
赤(お楽しみの時間)、緑(義務の項目)、黒(ルーティンの仕事などの標準の予定)、青(メモ)。
……手帳を開いたら、黒と緑ばかりだったりして。
気が滅入りそうです。

「会議・打ち合わせの多い人」は……
赤(社外打ち合わせ)、青(社内会議)、緑(突然の来客や会議の内容のメモ)、黒(TODOリスト)。
……一番スタンダードかもしれない。

「一人暮らしをはじめた20代サラリーマン」は……
赤(最優先事項)、青(事務)、緑(プライベートの予定)、黒(その他の仕事の予定。詳細とチェックボックスを書く)、灰(アイデアをシャープペンで。後で消せるので便利)。

……さすがに、「右へまわすとシャープペンシル、左へまわすとボールペン」の「シャーボ」を開発したメーカーだけあって、さりげなく自社製品を宣伝。

「本気でダイエット手帳」は……
赤(我慢できずに食べてしまった甘いものや油物など)、青(カロリー消費した運動など)、黒(体重の推移)。
……うーむ。ダイエットには成功しそうですが、手帳に書くこと自体が苦痛になりそうだ。

……ということで、「基準・黒」「注意事項・赤」。
「青」「緑」は比較的自由に意味づけしていいようです。

で、これを自分の手帳で……となると、ちょっと自信がありませんね。面倒で。
そんなこと言ってちゃいけないんですけど。
タグ:手帳術
posted by ゆか at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常コラム | 更新情報をチェックする
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