その中で、最近気になるトピックがあります。
『100均で見つけたナイス文具』……「ナイス文具」?
そんなものが、100円ショップに本当にあるのかしらん?
というのは、私は100円ショップで、何度も文具を買っては失敗しているからです。
すぐにバネの部分が壊れたノック式ボールペン。
スポンジ部分が破れて、中身とキャップがカチカチに固まった液体糊。
持ち手の部分が薄く、使うと手が痛くなるハサミ。
プラスチックが薄いせいか、ちょっと多めに書類を入れると、裂けたり破れたりするA4クリアホルダー。
すぐにはがれる付箋……。
とりわけ被害甚大なのが、透明ポケット式A4ファイル。
3年前、100円ショップで20冊、同じものを買い揃えて、きちんと書類を分類したのに。
最近、突然ポケットの底が抜けて、中身の書類が飛び出す事故が続出。
今までのように、なんでもかんでもA4ファイルに保管することができなくなって、とうとうファイリング文具の研究をはじめるはめに。(『使いこなせてますか?』参照)。
「物の価格」は、製造原価に利益を上乗せしたものですから。基本的に「製造原価が安い=材料が悪く加工が雑」ということでしょう。
大失敗でした。
物によっては、100円ショップで売っているものの方が割高なことも多いし。
色々なものが置いてあるけれども、縫製は荒い、素材は薄い、金物の端の部分の処理が甘い……。
100円のフライパンやエプロンに、品質の高さを求めてはいけないのはわかっていますが。
元々「使い捨て」に抵抗を感じる私には、あまり100円ショップに近づきません。
それに100円に、さらに50円か、もう100円足せば、文具メーカーの良質な純正品が買えますし。
で、この「ナイス文具」トピックですが、お買い得品の「ナイス文具」と、大失敗の「バッド文具」、両方を挙げるのが、ルールのようです。
まず、「バッド文具」。
コンパス、ステープルリムバー、シャープペン、ノック式ボールペン。
スプレーのり、修正テープ、バインダー類、付箋、ペンケース、クリアホルダー、ネーム印つきボールペン、ハサミ……。
どうやら複雑な構造の文具は、素材がよくない分、壊れやすいみたいですね。
一方、「ナイス文具」は……。
付箋、電動消しゴム、ノック式ボールペン、ブロックメモ、鉛筆削りつき鉛筆キャップ。
インデックスシール、バインダー類、シャープペン。
サンノート(ロディアに似たノート)、ゴムバンドつきノート、カッティングマット、スタンプ、穴あけパンチ。
トレーシングペーパー、クリアホルダー、ペンケース、リスト帳……。
紙もの文具の評価が高いようですね。
紙文具は消耗品だから、多少紙が薄くても、ざらざらしていても、それほど気にしない人も多いのでしょう。
他に、マークシートペンシル(楕円形の芯のペン、一塗りでマークシートを塗りつぶせる)。
ペーパーナイフ、封筒テンプレート、スクレーパー、金定規……。
「100均に、そんな文具あったのか?」と驚くようなものも。
それにしても、スクレーパー(ヘラ)。
私は「文具」じゃなくて「工具」だと思っていたので、「ナイス文具」に挙げられたのが、とても意外でした。
面白いことに、「ナイス文具」と「バッド文具」の両方に入っているのが、付箋、ボールペン、シャープペン、バインダー類、ペンケース、クリアホルダー、ハサミ……。
ということは、100均文具は恐ろしく「当たりはずれ」が激しい?
私の買った透明ポケット式ファイルは、20冊とも「はずれ」だったということでしょうかね。
……なんだかわからなくなってきました。
よく考えてみると、私は、100円ショップに行って、半日かけて店内の隅から隅まで商品を見て、お買い得品を探す……というような、気合いの入った買物の仕方をしたことがありません。
もうちょっと真剣に探せば、「当たり」のお買い得100均文具が見つかるのかも。
次に100円ショップに行く機会があれば、もうちょっと、じっくり100均文具を見てみることにしましょう。
でも、自分で言うのもなんですが、私は昔から、くじ運が大変悪いので、心配です。
ラベル:100均
以前にも書きましたが、実は僕、普通のハサミで爪を切るのが好きなのです。足指の変形した爪を切る時なんか欠かせません。中間支点のX字ハサミも良いですが、昔ながらの握り鋏も使いやすいですよ。爪の細部をチョイと整える場面で大活躍・・・・・あ、しまった。文房具の御話でしたね。でも握り鋏で紙を切るのも古雅な感じで良いものですよ。文房具も兼ねる、ということで・・・・