「あれから、3ヶ月たつけど。オーダーメイドの靴の中敷は、もう慣れた? 今は夢心地のような靴なんでしょう?」(『続・ワーキング・シューズ』(参照))
……確かに、シューフィッターは「オリジナル中敷に慣れるまでに3ヶ月かかります」と言っていましたが。
……今の靴の履き心地、「夢心地」かなあ?
確かに、最初の1ヶ月、歩き方が変わったせいか、太股の内側の筋肉がつったり、ふくらはぎが痛んだりしましたが、今はなんともありません。
以前のように、膝の上の筋肉が痛むということもなくなりましたし、歩く姿勢もよくなったようです。
でも「夢心地」という言葉でイメージされるような「履くと足を優しく包み、しなやかに寄り添う靴」には、程遠いですね。
たまに、足の裏がむくむ時があるのですが、そんな時は、履いていて足の裏が痛い。
中敷を作る時に、「一日の中で一番足が大きくなる」夕方に店に行ったのですが。
よく考えたら、体調のいい時でしたから。
体調が悪いとフィットしないのかな?
先日、靴の中敷専門店から1000円割引券つきの葉書が届きました。
『ご購入いただきました靴は、満足いただけていますか?』
……うーむ。なかなか商売上手だな。
「ジャストサイズを勧められたが、痛くて最近履いていないということはありませんか?」
「靴の幅がきつくて疲れていませんか?」
「部分的にあたって痛くありませんか?」
と書いてあるところを見ると、「現在と未来の健康」をめざして、自分仕様の靴の中敷を作って、歩行指導まで受けたのに、結局、途中で挫折する人が後をたたないわけですね。
中敷は樹脂を張り合わせたものですから、「足を優しく包む」わけじゃないんです。
「正しい歩行を促す」が目的なので、どちらかというと「足を厳しく矯正指導する」中敷で、歩く本人が靴の方に合わさなきゃいけない。
厳しいなあ。「歩行靴道」は。
それにしても……時々足の裏がむくんで、だるくて痛むのは、気になるなあ。
以前の靴にはなかった現象。
何かの病気じゃないかと、心配になってきました。
『healthクリニック』サイトによると、足のむくみは、人間が2本足で立って歩くため、宿命的に起こるものらしいです。
下半身が心臓から遠くなったので、汚れた血液を心臓に送り返して浄化させる静脈の負担が大きくなってしまい、血行が悪くなりやすく、むくみやすい構造に。
むくみは、大きく分け2種類。
「疲れによる一時的なもの」と、「病気などが原因のもの」……えっ!!
『むくんでいる部分を押しても元に戻らない、疲れがいつまでも取れない、めまいや湿疹、発熱、しびれなど、単なる疲労以上の症状が感じられる人は、一度医師の診察を受けてみることをおすすめする』
むくみが現われる病気は、肝不全、貧血、腎炎、脚気、下肢静脈瘤など……これは恐いな。
とりあえず、むくんでいる足の裏を押しても元に戻るから、大丈夫かな。
一方、「疲れ」の方は、一日中使った筋肉が疲れ、汚れた血液を心臓に戻す力が弱くなるからで、誰でもなるものらしい。
仕事中に時々姿勢を変えたり、伸びをしたり、軽いストレッチをしたりして、筋肉の緊張をほぐす。
帰宅後は、温かいお風呂にゆっくり入る。
『湯船の中で右足をまっすぐ伸ばし、足首を左右10回ずつ回す。このとき左ひざをたて、両手で右足を支えながら行うとよい。左も同様に』
……「困ったなあ。うちの浴槽、そんなに広くないよ」という場合は、お湯をバケツに入れた「足湯」でもOKだそうです。
お湯で温めた足を、つま先からふくらはぎの方になで上げると、血行を促進できるそうですが。
それでもダメな時は、温湿布。
そして、足首やふくらはぎに圧力をかけるストッキングや靴下も効果的。
足は高くして眠ること。
……結局、休むのが一番かもしれないな。
夫に「最近、時々、足の裏がむくんで、痛くてだるいねんけど」と訴えると、「足の裏はツボだらけやからな。たぶん、痛いの、土踏まずより前の方やろ。そこは、お前の体の弱い部分や。疲れとるんやろうから、痛い場所、押しとけ」と軽く言われました。
夫は武道13段。
「武道とツボと何か関係があるのか」と思われる方もおられるでしょうが。
「ツボ」は武道で言う「急所」。
ツボを刺激して、体を癒すことも、体にダメージを与えることも、表裏一体の技術なのです。
『healthクリニック』によると、この足裏のツボ(反射区)を押すと、痛みが和らいで症状が改善するらしい。
足の反射区のイラストがあるので、私の痛いところ、足の指から土踏まずまでの間の範囲を調べると……
「肺・気管・心臓・肩・目」
……なるほど。持病の喘息と、まれに起こる発作性頻脈、肩こりと眼精疲労か。そのまんまだなあ。
どうやら、時々足の裏がむくんで痛むのは、靴に問題があるんじゃなくて、疲れて悪化する持病のせいらしい。
それまでは、合わない靴を無理に履いていたから、「足の裏が痛いのは靴のせい」と思っていたけれども、そうじゃなかったんですね。
つまり、健康状態のいい時に作っているから、痛い場合は体調が悪い。
靴が健康状態チェックに使えるとは、予想外でしたね。
これからは、もうすこし、自分の体を労わり、「ベストコンディションで選んだ靴とオリジナル中敷」を、違和感なく履きこなせるようにしたいですね。
しかし、最初の目的は「仕事で楽ができる歩きやすい靴を選ぶ」はずだったんですけどねえ。
なんだか妙なことになりました。
ラベル:足
シューズ夢心地作戦は…「晴れ時々曇り、所により雷」ってなところでしょうか。
しかし、体に合った中敷を靴に入れることで、体調の良し悪しがチェックできるようになるとは…オドロキです。
もう、たかが靴とか、中敷なんて言えないね。
書き込んでいただいた内容の回答ですが。
>9月のアクセス解析コラムにて、来訪
>者の皆様に、このブログのご紹介をす
>るつもりですが、何かご希望がござい
>ますか?
趣味に関する本の批評を行うところです。
でお願いします。
今後ともよろしくお願い致します