「『NHK講座・高校数学U』を見ていた夫に、突然「この二次方程式のyの代入法やけど、講師の説明まわりくどいで。どう思う?」と質問されて狼狽する妻」
「『NHK・日めくり万葉集』を熱心に見ている妻に「昔の日本語の何がおもろいんや」と呆れる夫」
……我が家での光景。
「理系と文系は、お互いに相手が理解できない」とは、よく言われることだが……。
しかも、最近、「あなたは論理的すぎる。本当に国文科、文系の人ですか?」と言われる私。
……「理系」と「文系」ってなんだろう?
この本の著者、サイエンスライターの竹内薫氏によると、「文系」は「文学や歴史が好きな人、または数学が嫌いな人」、「理系」は「数学が好きな人」。
「文系バカ」とは「論理的思考のできない人」、「理系バカ」は「周りの空気が読めない人」だそうだが。
そうなると、私は「文系なのに理系バカ」ということになる。
困ったな。
私の場合は、国文学……日本語を最小単位「品詞」まで分解して構造や法則性を解析する、理系的な勉強をしていたせいで、論理的思考になったのだと思うが。
「サイン、コサイン、タンジェント」と聞いただけで走って逃げたくなるので、やっぱり文系……いや、「非数系」かもしれない。
著者は「これからは文理融合の時代」と主張。
文系人は理系センス(論理思考)、理系人は文系センス(コミュニケーション力)が必要になるそうだ。
えらいことになった。
ちなみに、理系夫と文系妻が一緒に見ているNHK番組は、子供向けの謎の理系番組『ピタゴラスイッチ』と、怪しい算数番組『マテマティカ2』だ。
番組を見ていて、算数や理科の意外な面白さに驚く。
確かに、これから必要な人材は、番組を制作しているような、物事を論理的にわかりやすく説明できる力を持った「文系センスのある理系人」だと思う。
とりあえず、「文系なのに理系バカ」な私は、コミュニケーション能力を磨くとしよう。
『理系バカと文系バカ』 竹内 薫 著 PHP新書
ラベル:NHK
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そもそも、「理系」「文系」の定義が曖昧ですから、何を言っても説得力が感じられず……。
触発されて日記に書いてみましたが、とりとめがない内容になってしまったため、リンクを張ってお茶を濁します。≦(._.)≧
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-453.html