時々面白いトピックが立ちます。
『シャーペン、ボールペンに限らず、みなさんはどのぐらいで買い換えますか?』
……文房具の捨て時の話です。
「部屋の模様替え」「シャーペンはノックすると芯が抜け落ちる、逆に芯が出てこない時」
……まあ、常識的なところでしょうか。
「ボールペンのボディーにヒビが入って、ミシミシッと鳴り出した時」「ひねって出す多色ボールペンは、力を入れすぎて軸にヒビが入ってしまった時」
……力があり余ってる人もいますね。
もちろん、文具愛好家が集まるコミュニティですから、替え芯を買いながら、お気に入りのペンを長く使い続ける皆さんが多いのですが。
その文具愛好家たちを悩ませるのは、どこからともなくやってきて、いつの間にやら増えるノベルティ、企業名入りの販促用ボールペン。
自分で選んだものじゃないので、書き味や持ち具合に違和感があったりするし、しかも、自分の好みじゃないメーカー名が入っているから、普段使いしにくく、いつの間にやら、ペン立てや引き出しにたまっていく。
結局、「職場に寄付」「フリーマーケットで「ご自由にお持ちください」の箱を作っていらないペンを入れる」「海外の貧しい子供を支援する団体に寄付」
……皆さん、処分に苦労されているようです。
中には、
『ずっとペンたてで寝かせとくと、勝手にインクが出なくなったり、いつの間にか壊れたりして、捨てられるようになります!』
……不要なペンを「処刑」する人も。
文具愛好家からは嫌われる、ノベルティのボールペンですが。
必ずしも粗悪なペンばかりでもありません。
うちの台所にある「アプラス(金融会社)」の名入りボールペンは、妙に書き味がいいので愛用していたのですが。
インクが切れて、ちょっと残念だったので、近所の文房具屋に替え芯を探しに行きました。
そこで初めて知ったのですが、アプラスのボールペンの正体は「ゼブラ・ジムノック」。
事務用ボールペンとして定評の高いものでした。
でも、「JIM KNOCK」じゃなくて、「APLUS」と本体に書いてあったので、それがわからなかったのです。
面白いので、『ノベルティ110番 ボールペン専用サイト』をのぞいてみました。
「名入れボールペン メーカー名」……
三菱鉛筆、トンボ鉛筆、ぺんてる、ゼブラ、パイロット、セーラー万年筆、シャチハタ、クロス、パーカー、ステッドラー
……有名どころばかり。
例えば、三菱鉛筆では
「キャップ式ボールペン」「アクアタッチ」「楽ノック」「消せるボールペンイレイサブル」「シグノ」「BOXY」「クリフター」「ジェットストリーム」「パワータンク」「ジャンポップ」「ULTRA FINE」「アルファゲル」「ピュアモルト」
……三菱鉛筆の、ほとんどの商品が、企業や団体の名前を入れてノベルティにできる。
これは意外でした。
愛用のジェットストリームだったら、一本もらってもいいかも……と一瞬思ったけど。
よく考えてみれば、本体はあるから、替え芯だけでいいや。
それにしても、みんな100本ロット単位だけど、市価より2、3割安の値段。
しかもこれに名前を入れて、無料で配ってしまうわけです。
……うーむ。恐ろしい世界だ。
「売上原価」とか「費用対効果」とかは、どうなってるんだろう。
ノベルティ業界。
しかし、もらった側にとっては、どちらかというと「迷惑」なのも確か。
1本、100円や200円のゼブラの「e−ボール」やセーラー万年筆の「フェアライン」あたりなら、簡単に「処刑」できるかもしれないけど。
シャチハタ「ネームボールペン パーカーシグニチャー(パーカーのボールペンに、シャチハタのネーム印をつけた商品)」あたりとなると……。
「参考上代9200円」。
ちょっと「処刑」しにくいなあ。
ノベルティのボールペン、もらっても、もったいないだけなので、私は「いりません」と断ることにしています。
でも、夫は時々、どこからともなくもらってくるので、ボールペンがたまると、こっそり職場に寄付していますが。
「もったいない」が合言葉のエコロジー全盛の現代、ノベルティのボールペンは、そろそろ時代と合わなくなってきていることだし、早く下火になってくれないかと、真剣に思いますね。
ラベル:ボールペン
使い切ることが出来ると、とても達成感があります。
その気分を味わえる動画をご紹介します。
なかなか、感動しますよ。
最後の一こまで、満足感が極まります♪
http://labaq.com/archives/51436384.html