ひとつのものが、材料から加工されて製品になるまでを、ナレーションなしで、軽快なBGMと映像だけで淡々と解説する15分番組。
子供向けの番組らしいが、団扇やネジ、トロフィー、ソーセージ、絨毯などの見慣れたものでも、作られている工程は、なかなか見ることがないので、楽しい。
この本は『ザ・メイキング』の書籍版かと思ったのだが、ちょっと違うようだ。
監修者は神戸国際大学経済学部教授で、日本テレビ『世界一受けたい授業』の工場見学担当講師。
この本では、「乗り物」「食品・飲料」「電気製品」「ホビー・スポーツ」「日用品」「工業・建設」「ユニークなものづくり」の7つのカテゴリに分かれた日本のものづくり現場が、豊富な写真とイラストで紹介されている。
とりあげられているものは、自動車、かまぼこ、缶コーヒー、インスタントラーメン、ブルーレイディスク、液晶テレビ、掃除機、ガンダムのプラモデル、歯ブラシ、鉛筆……ありふれたものも多いが。
金型を必要としない成型加工技術、自動イカ釣り機、日本の発明品LEDなど、最先端のモノづくりも登場する。
『ものの出来上がる仕組み』の解説は同じだが、『ザ・メイキング゙』との決定的な違いは、各章の合間にある中村教授のコラムだ。
「電気自動車分野の燃料電池は材料のレアメタル確保が懸念」
「安全で高品質な食品・飲料はアジア各国で大人気」
「生産拠点を躊躇なく国外に移転させる家電メーカー」
「海外で人気の日本の玩具産業」
「低価格の輸入品に押される国産日用品」
「工業・建設業の徹底した生産管理」
「従来のモノづくりとは違う発想で新しい市場を開拓する中小企業」……
日本のモノづくりの全部が低調だというわけじゃないらしい。
でも、最近、アジア市場をにらんだ日本メーカーの生産拠点の国外移転は、どんどん激しくなっているし、この先はわからない。
読み終わった後、私は溜息をついた。
『日本のすごいモノづくり』 中村智彦 監修 学研教育出版
ラベル:製造業
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