……手帳評論家の舘神龍彦さんが、twitterで、そんなことを呟かれていました。
舘神さんとの出会いは『ventus』の本読みコラム『システム手帳新入門!』に、ご本人からのコメントをいただいたのが、きっかけでした。
その後、舘神さんは『システム手帳の極意』『手帳進化論』など、次々と手帳に関する本を出版し、今は「手帳王子」の肩書きもお持ちです。
さて、来年の手帳選びシーズンも、いよいよクライマックス。
若いビジネスマン向けの雑誌『日経ビジネスアソシエ』2010年11月2/16日合併号の特集は『決定版手帳術2011』。
この雑誌の話題は「手帳選びと使いこなし」一色なんですが、その中に『手帳王子・舘神龍彦さんと行く「MY手帳を探す旅」』というコーナーがあります。
「自分に合った手帳が見つからない」と悩む3人の若い男女が、舘神さんの手帳選びのコンサルティングを受けつつ、「自分に合った手帳を探す旅に出る」というもの。
興味深いのは、相談者が3人とも綴じ手帳ユーザーだったこと。
この数年、手帳売場では、ほとんどの面積を綴じ手帳が占拠していて、システム手帳は店の片隅に追いやられていることが多いのです。
システム手帳ユーザーの私は、いつも「いいなあ。綴じ手帳の人は。あれだけの数の手帳から、好きなものを選べるんだから」と思ってましたが。
よく考えてみると、リフィルを自由に組みかえられるシステム手帳と違って、綴じ手帳は、自分の好きなページと気に入らないページが、ワンセットで綴じられていることが多いんですね。
なるほど。
綴じ手帳ユーザーの方が、「自分の好み」に忠実になればなるほど、手帳選びに悩むのかもしれない。
さて、舘神さんの手帳相談。
最初のポイントは「手帳選びで自分が絶対にはずせない部分を明らかにすること」。
私だったら「ミニ6つ穴サイズのシステム手帳」ですね。
初めて手に入れた「MY手帳」がシステム手帳だったので、いまだに綴じ手帳が使いこなせない。
手帳売場で、ミニ5穴サイズやバイブルサイズといった、違うサイズの手帳も手にとってみたけれど、なぜか手になじまなかった。
……習慣というものは意外に強固です。
舘神さんは手帳選びの要素を3つに分解。
「どんなスペック(本体サイズ・カバーの収納力・記入欄のデザイン・メモページの枚数など)の手帳に、どんなツール(iPhone、ペン、付箋、ノートカバー、カードポケット、シール、クリップなど)を組み合わせて、どう使う(習慣:日記・夢の実現年月日を記入・多色ペンで情報を色分け・プライベートと仕事を分ける・毎朝/前日に計画立案・TODOリストを書くなど)か」。
……私の場合、「習慣(使い方)」と「スペック(リフィルの記入欄のレイアウト)」ばかりが先行していて、「ツール(手帳と組み合わせて使う道具)」の研究が足りないみたい。ちょっと反省。
「手帳を探す旅」というタイトルなので、どんな冒険活劇が展開するのかと思いきや、「銀座・伊東屋」「丸善・丸の内本店」「デルフォニックス丸の内」の3ヶ所、1日で、3人とも、すんなり「MY手帳」に出会えてしまうのです。
いずれも、日本でも屈指の品揃えを誇る店ばかりですから。
いいなあ。東京は。
これが地方都市だったら、1週間どころか数ヶ月「MY手帳を探す旅」が続くかもしれない。
特集の最後のページは、「MY手帳」に出会えた3人。
晴れやかな笑顔が印象的です。
……でも、もし「手帳探しは自分探し」だとしたら、自分自身の成長とともに、必要とする手帳の条件も変わっていくんじゃないかと私は思いますが。
その時々の自分に一番合う手帳を探して、毎年迷う……それもまた、楽しいことかもしれませんね。
ラベル:手帳
現在はSD手帳でした。
リフィルが安定して手に入る事、サイズが比較的に小さい事、夢がかなう的な使い方が可能な点がよかったのです。ただ、ここ数年、リフィルの供給が心配がありました。
大きさはミニ6穴より少し大きいです。スーツのポケットに入るギリギリの大きさです。
ミニ6穴のジャストリフィルサイズというのを使っていた時期もありました。このサイズは小さいので出張が多い時期には大変便利でした。しかし、リフィルが思うように手に入らなくて、毎年手帳部分(綴じ具)ごと購入するのもなんだか勿体ないと感じていました。
他にもA5サイズの綴じ手帳や能率手帳、県民手帳を使ったこともあります。それぞれ一長一短がありました。
果てはA4サイズのバインダーノート。これは大き過ぎで、手帳としてはいまいち。今は合気道の資料綴りになっています。
優柔不断さがいけないのかな?
自分の要求を把握する大切さを感じています。