著者はベストセラー「残念な人シリーズ」で有名なビジネスコンサルタント。
以前、私は自分の執筆仕事を進めるべき方向に迷っていた時、『残念な人の思考法』に出会った。
そのおかげで私は道を間違えずにすんだのだが。
執筆仕事が破竹の勢いで拡大しているわけではない。
何か間違えたのか?
この本には、著者のコンサルタントとしての厳しい言葉がちりばめられている。
『自分が正しいと信じていることは、実は時代に合っていないのではないだろうか』
……そうかもしれない。
『たいていの仕事は本当はいらない仕事である』
……身も蓋もないなあ。
現代は「時間」が何よりも重視される「時間消費社会」で、私たちの不安は『いかに今よりも所得水準や生活水準を落とさないか』に凝縮されている……まさにその通り。
さて、仕事について。
商売になるモノやコトは、want(したい)、must(しなければならない)、should(すべき)の、どれにあてはまるか考えただけで、売れるかどうかがわかるそうだ。
want>must>should。
消費者に「○○したい!」か「△△しなければ」と思わせるモノやコトしか売れないそうだ。
なるほど。
これは今後研究しなければ。
時間活用について。
『仕事オンチは、集中すべき成果を出す時間をわかっていないから、どうしても早起きや隙間時間の活用に走ってしまいがちだ』
「集中こそ時間を上回る資産」。
私も今それは実感している。
それから電子書籍について。
『物販の最終的な市場規模は「売り手一人あたりの給与の二〜三倍の粗利益」×「売り手の人数」で落ちつく』
……出版社も書店も電子書籍には及び腰。
売り手が極端に少ない現在では、電子書籍進出は時期尚早か。
どうやら私の進む方向は正しいようだが方法に問題があったようだ。
今ならそれは修正できる。
またしても著者に助けられてしまった。
『仕事オンチな働き者』 山崎将志 著 日本経済新聞出版社
ラベル:時間活用術
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