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2011年06月21日

ドットパッドの死角

先日発売されたエイムック『STATIONERY MAGAZINE NO.007』。

文具の美しい写真満載の楽しい本。

この中で私の目を魅きつけたのは、『文字にも図形にも効く!方眼罫ノート』。

方眼罫レポート用紙愛用者の私には見逃せない企画。

ずらりと並ぶ文具メーカー各社の方眼罫ノートやレポート用紙。
それぞれの方眼罫ノートの上にブルーブラックの水性ボールペンで「罫線」の字と丸と三角の図形、シャープペンシルで「けいせん ruled line」の字と直方体の図形を描き、インクのにじみ具合や色合い、書いた感じを比較しています。

……こういう楽しい企画が、この本の醍醐味なんですが。

その中で私の目を奪ったのが、ロディア「ドットパッド」。
今年発売された新商品。

罫線ではなく、5mm間隔で点(ドット)が印刷されているために「ドット罫」と呼ばれるものですが。
「方眼罫よりも自由度が高い」らしい……

うーむ。気になる。
さっそくA4サイズにあたる「NO.19」を発注。

一週間後「ドットパッド」が到着。

喜び勇んで愛用のソメス「ライティングパッド(レポート用紙ホルダー)」に収めようとすると……

えっ?
なぜ入りきらないんだ?

「ドットパッド」は綴じしろ分が余分についていて、普通のA4よりも縦の長さが2cm長いのです。
なんとか「ライティングパッド」に収めたものの、3mmほどはみ出てしまった。
なんとか持ち歩けるからいいけれど。

それにしても、白い紙の上に広がるグレーのドットの群れ。
どうやって使おうかな。

……待てよ。グレー?

ロディア(フランス製メモ帳)の発売元の『クオバディスジャパン株式会社』サイトでは、『5mm間隔にプリントされた薄いパープルのドットは、方眼に比べ自由度が高く、そのさりげないガイドが、図やイラストなどをより描きやすく、手書きをスムーズにサポート』と書いてあるから、ドットは「薄いパープル」のはずなんですが。

手元の「ドットパッド」は、どう見ても「グレー」。
どうしてもドットが目立ちます。

でも、以前、私がロディアをネットでまとめ買いした時、紫の方眼罫のロディアに混じって、方眼罫の色が「どう見ても青」「どう見てもピンク」のロディアがありました。
作られた工場や時期によって、罫線の色が微妙に違うものなのかもしれません。

この「ドットパッド」は、普通のロディアよりも薄く硬い質感の紙で、切り取る時「パリパリ」と音がします。
手元の油性ボールペン、筆ペン、蛍光ペンで線を引いてみましたが、薄い割に裏抜けや裏写りがしにくそうな紙。

さて、これをどう使おうかな。

とりあえず、自分のやるべきことの優先順位を決める「重要・緊急マトリックス」を書いてみましょう。

これは紙の縦と横の中央に線を引いて4分割。
紙の一番上部に「重要」、一番右に「緊急」と書きます。

そして、自分のやるべきことを
「重要かつ緊急(右上の領域)」
「重要だけど緊急ではない(左上)」
「重要ではないが緊急(右下)」
「重要でも急ぎでもない(左下)」に分類、
優先順位をつけるもので、時間管理術の基礎テクニックです。

で、まず紙を4分割……

ええっと、線を引くべき紙の中央はどこ?

方眼罫の場合は線が書かれているので、すぐにわかるんですが。
ドット罫は「点」で「線」がないので、どこが中央なのかわからない。

仕方がないから定規で測って線を引きました。
これじゃ、無地のノートと変わらんやんか。

やるべきことを書いている間も、グレーのドットが気になって、なんとなくドットの並び方に沿って字を書いてしまいます。
薄い青の方眼罫より不自由な感じ。

たぶん、私が薄い青の方眼罫に慣れているからじゃないかとは思うけど。
なんとかならんかなあ。

何かいい使い方がありそうなんですけどねえ。
しばらく考えてみます。
ラベル:ロディア
posted by ゆか at 15:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 文具コラム | 更新情報をチェックする
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