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2011年07月09日

『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』

「すべての仕事を紙1枚にまとめる」

……できるのだろうか?
本当に?


タイトルに引っかかって読んでみた本。
「仕事を紙1枚にまとめること」は難しいからだ。

著者は「1枚シンプル思考法」を設計したコンサルタント。

「1枚シンプル思考法」には、

「問題解決のポイントをまとめる『Sの付箋』」
「スキマ時間で資料が作れる『16分割メモ』」
「1冊のビジネス書を15分で読める『キラーリーディング』」
「書類を効率的に整理する『1枚引継ぎマップ』」
「会議時間短縮用の『マップ・コミュニケーション』」
「誰にでも言いたいことをわかりやすく伝える『1・2・3マップ』」
「誰でも納得させる『物語プレゼンテーション』」

の7つのフォーマットがある。

いずれも、最初に仮説や視点を一つ決めて、型に沿って要件を書き込んでいくと、自動的に一定レベルの資料ができてしまう便利なものだ。

しかし、この「仮説・視点を1つ決める」の「1つの仮説・視点」をどう選んでいるのだろうか。

私は物を考えている時、仮説がいくつも出てきてしまう。

しかも「仮説Aは統計調査要」「仮説Bは説得力なし」「仮説Cは類似ケースをリストアップ」など、仮説ごとに対応が違い、仮説を一つずつ別の紙に転記して処理する。

そうすると「仮説A+仮説C÷2、仮説D加えた仮説E」が出てきて、さらに仮説が増えたりする。
この本を読んでいると、自分が無駄に紙をたくさん使って、効率の悪いことをやっている気がして情けなくなってきた。

ただ、この7つのフォーマットは、社内用の「プレゼンテーション資料作り」「仕事の引継ぎ」「会議のための根回し」など、用途を限定して使った方がいいと私は思う。

外部向けで使おうとすると、7つの型に書き込む「最初の仮説・視点」が間違っていた場合、取り返しのつかないミスが起きるかもしれない。

とりあえず、図書館に返す前に、7つのフォーマットの図をコピーしよう。
役立つことは間違いないから。

『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』高橋政史著 クロスメディアパブリッシング

ラベル:整理術
posted by ゆか at 11:11| Comment(0) | TrackBack(2) | 本読みコラム | 更新情報をチェックする
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[自己啓発]紙1枚に書いてアイディアを出す方法
Excerpt:   すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術 作者: 高橋政史 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス) 発売日: 2011/04/13 メディア: 単行本(ソフトカバー)..
Weblog: OLDIES 三丁目のブログ
Tracked: 2011-11-27 21:42


Excerpt: 高橋政史 「すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術」 (クロスメディア・パブリッシング) 読んだ本の記事は7か月ぶり、になります。 うーん、その間、3冊くらいは読んだ気がしますが。 ..
Weblog: うさんくさいblog
Tracked: 2012-08-18 12:06
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