『日経ビジネスアソシエ 2011年11月1日/11月15日号』には、2種類の手帳グッズが付録についています。
『アソシエ特製ポスト・イット ラベルシール 手書き用オリジナルセット』と『アソシエ特製シャープペンシル』。
去年の付録は、積水化学工業「フィルム付箋」でしたけど。
付録がグレードアップしましたね。
「ポスト・イット」はエーワン、「シャープペンシル」はコクヨとのコラボレーションで……
ちょっと待て。
「ポスト・イット」は住友3Mが専門に扱ってるんじゃなかったか?
エーワンはパソコンのラベルを作るメーカーだったような記憶が……。
『エーワン株式会社』によると、エーワンは3Mジャパングループの企業で、「ポスト・イット」の商標が使えるらしい。
それは知らなかったな。
アソシエの付録「ポスト・イット ラベルシール 手書き用」は、2010年12月8日発売。
262円。
エーワンのラベル技術を生かして作られた「ポスト・イット 強粘着ふせん」と同じ素材の商品。
しかし、付箋の色がなあ……。毒々しい山吹色、チカチカするピンク、目にしみるブルー、胸騒ぎを誘う黄緑……ビビットイエロー、ローズ、エレクトリックブルー、ライムだそうですが。
こういう蛍光色の付箋は、半病人の私には刺激が強すぎますね。
さて、もう一つの付録「アソシエ特製シャープペンシル」。
芯径は0.9mm?
普通シャープペンシルの芯って0.5mmじゃない?
ところが『株式会社トンボ鉛筆』によると、シャープペンシルの芯径は、0.2、0.3、0.4、0.5、0.9mmが一般的。
ということは、一応一般的な芯の太さなんだ。
「アソシエ」編集部は『新提案! 0.9mmシャープペンで手帳の書き込みを自在に。細く、太く、濃く、薄く…多彩な表現ができます』と豪語しています。
「アソシエ」のロゴ入りで、限定色のダークブラウン軸、キャップとペン先がオレンジ……
軸のダークブラウンはともかく、キャップとペン先は苦手なオレンジか。
ところが使ってみると……。
六角形の軸が持ちやすく、太い芯のせいか、書き味は滑らかで鉛筆に近い感じ。
筆圧が高くて、シャープペンシルの芯をバキバキ折る私でも抵抗なく使えます。
キャップは取ることができず、先端に空いた穴に芯を一本ずつ入れる仕組み。
芯は高性能なようだけど、芯の送り出し機能は普通。
軸の素材のプラスチックが安っぽい。
なんだかアンバランスだな。
このシャープペンシルって、一体いくらするんだろう?
ほとんどの文具メーカーは、企業のロゴを入れたノベルティ商品を作ってます。
たぶん、コクヨは色違いの自社商品を作っているはず。
『コクヨS&T株式会社』によると、このシャープペンシルの正体は「キャンパスジュニアペンシル」。
鉛筆感覚で使える小学生向けシャープペンシルで、2011年1月11日発売。
色はブルーとピンクの2色で157円。
替え芯が210円?
芯の方が高いやんか。
小学校低学年は鉛筆に近い直径1.3mmのシャープペンシルを使い、小学校高学年で0.9mm、中学生で0.5mmと、徐々に細い芯のシャープペンシルに慣れるように考えられたらしい。
黒鉛とポリマー混合の鉛筆に近い質感の芯。
キャップがはずれないのは誤飲防止のため。
なるほど。
確かに小学生向けだ。
でも、筆圧が高い鉛筆派の私も、これなら使えそう。
芯が折れるのが不快でシャープペンシルが嫌いでしたが。
ちょっとシャープペンシルを見直さないといけないですね。
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