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2012年01月10日

多機能ペンへの挑戦

手帳を新しくしたのをきっかけに、手帳用ボールペンを見直すことにしました。

 
実は今、手帳用のパイロット「カヴァリエ(青インク)」と、三菱鉛筆「ジェットストリーム(黒インク)」の2本のボールペンを持ち歩いています。
出先で銀行や役所などに寄ると、なぜか「書類は黒の油性ボールペンでご記入ください」と言われることが多くて。

「それやったら、手帳に黒使たらええやんか」というご意見もあるでしょうが。

黒だと、どこが自分の書き込んだ部分か、わかりにくいんです。
経理畑の職歴のせいか「赤=訂正」のイメージ。
赤と黒の次に手に入りやすいのは青インクですから。

これを機会に、手帳用と役所用のボールペンを1本に統合して多機能ペンを使おうと、ネットで探したものの、ピンとくるものがない。
やっぱり実物を見ないとダメか。

ということで、近所の東急ハンズへ。

筆記用具売り場のショーケースをのぞいていると、若い男性店員が声をかけてきました。

「いらっしゃいませ。どのようなペンをお探しですか?」
「手帳用の油性ボールペンを。できれば2色で」

店員は細めのボールペンを5本選んで、ショーケースの上に出してくれました。

「今は、ボールペン2色とシャープペンタイプ、3色の多機能ペンが主流です。細いものも出回るようになりましたからね。多機能ペンの代表と言えば「シャーボX」でしょう」

ところが、お勧めの「シャーボX」のペン軸は、太すぎて手帳のペンホルダーに収まらない。
クロス、トンボ、三菱、パーカー……どれも収まらない。

「今使ってるパイロットの「カヴァリエ」で、軸の直径が8mmだから、2色はともかく、3色の多機能ペンは、太すぎて無理じゃないでしょうか」

基本的には芯の数が多いほど軸が太くなります。

店で唯一ホルダーに収まったのは、オート「マルチスリム4」。
赤青黒インクのボールペン、シャープペンのセットですが……

「オートのボールペン、リフィルの互換性はどうなんでしょう。他社のでもいけますか? インクの劣化を考えると、替え芯を買いだめしておくのも危険な気がする」

『株式会社トンボ鉛筆』によると、油性インクリフィルの寿命は5年。
芯に書いてあるロット番号で製造年月日を確認できます。

インク切れやリフィルの劣化を考えると、特殊なボールペンよりも、どこででもリフィルを買えるボールペンを選ぶ方が賢明でしょうね。

「オートさんの替え芯は特殊で、うちでも取り寄せになるぐらいだから難しいでしょう。パイロットさんの「ハイテックCスリムス」なんかは、いかがです? これは2色ですが」
「ハイテックはゲルインクでしたよね。筆圧が高いから、水性のゴリゴリした感触は苦手で」
「お詳しいですね。ひょっとしてプロの方ですか?」
「いえいえ、単に筆圧が高くて、筆記具選びに苦しんでるだけの一般人ですよ」

思わず笑ってしまいましたが。

結局、カタログで見たパイロットの「ツープラスワン・スリム」を取り寄せてもらいました。
黒と赤のボールペンにシャープペンが加わったもので、軸の直径は8.7mm。
長さは135mmで、「カヴァリエ」より3mm短い。
重さは17.1gで、前より1.1g重くなるのは仕方がないか。

「ツープラスワン」は、出したい芯の「繰り出しマーク」を上から見るようにして、ノブを押すと、出したい色の芯が出てきます。
不思議だ。

今のところ、赤と黒ではなく、青と黒のボールペン+シャープペンの組み合わせで使ってますが。
シャープペンは全然使う機会がない。

うーむ。失敗だったかなあ。
ペンに罪があるわけじゃないけど。

……ちょっと後悔しはじめているところです。
ラベル:手帳 ボールペン
posted by ゆか at 17:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 文具コラム | 更新情報をチェックする
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