私も主治医から「寒冷前線の接近と、最高気温と最低気温の差が10度以上ある日を警戒するように」とアドバイスを受けた。
気象の変化が原因で体調が崩れることは、医学的に明らかで、交感神経と副交感神経のアンバランス原因説と、体内で生成されたヒスタミンによる炎症悪化原因説がある。
気象の変化で悪化する病気は、気象病(喘息、リウマチ、関節痛、脳疾患など)と季節病(インフルエンザ、花粉症、熱中症、腎臓疾患、プール熱、肺炎など)の2種類。
この本は、気象の変化と病気の発生率の詳細なデータを元に、春夏秋冬に分けて、気象病と季節病の予防方法をアドバイスする。
グラフや天気図も豊富でわかりやすい。
特に患者数が多い季節病、花粉症と、気象病の喘息に多くのページをさいている。
昔は「台風がくると喘息患者が増える」と言われていたが、正確な台風情報で患者が減ったと気象予報士の著者は自慢している。
予報の正確さを誇りたい気持ちはわかるが……
「お前の言う通り、傘持っとってよかったわ。夕方から降りよった」
「ほうら。見なさい」
「天気予報は「夜半から雨」言うとったのに。あかんなあ。気象庁は」
……時々我が家では、そんな会話が交わされている。
私のような病歴の長い喘息患者になると、病状から、逆に天気の変化を読むことができる。
今のところ、気象予報より患者の経験と勘の方が上なのだ。
しかし、薬を増やしたり重ね着したり、喘息を軽くするための目安として、毎日の天気予報チェックはかかせない。
これから、ますます気象病・季節病の患者は増える。
気象庁にはがんばってもらいたい。
『気象病 天候が健康を脅かす』 村山貢司 著 NHK生活人新書
ラベル:喘息
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相変わらず問題提議してるようで・・・
変わってないJUNに思わず笑顔になりました♪
これからJUNの健康にとっても厳しい季節なんだね。
久々に会いたいなぁ〜と思ったけど、厳しそうかな・・・
では、また来ます(^_^)v