調べてみると「CO(一緒に)+WORKING(働く)」の造語で、アメリカ発祥のもの。
異業種で働く人々が同じ空間にいて、協力しながら仕事をしていくものだという。
「コワーキング」は「シェアオフィス」とどう違うのだろうか?
自宅以外の仕事場として「シェアオフィス」の利用を検討したことがあるが。
一緒にいる人との相性によっては、仕事場が天国から地獄に変わるリスクが大きいので、結局あきらめた。
さて、この本の著者は3人いる。
東京初のコワーキングスペース「PAX Coworking」を主催する佐竹恭氏が『コワーキングとはなにか』。
モバイルマーケティングコンサルタントの中谷健一氏が『コワーキング実践ガイド』。
ソフトウェアの企画開発専門のデザイナー藤木穣氏が『コワーキングのビジネス事例』を、それぞれ担当し、最後は、三者三様の立場での座談会『コワーキングの未来予想図とこれからの働き方』でしめくくられている。
ノートパソコンとネット環境あれば、どこでも仕事ができる「ノマドワーキング」が一般的になった今、「コワーキングスペース」は、「シェアオフィス」より利用料金が安く、一日だけの利用も可能。
さまざまな業種や年齢の人がいるので、仲間もできて仕事のチャンスも広がる。
さあ、あなたもFacebookアカウントと、自己紹介用ファイルが入ったパソコンと、個人用名刺と軽食と飲み会用小銭を用意して「コワーキングスペース」へ。
……魅力的な話だ。
しかし『こんなタイプの人はコワーキングに向いていないかも……』の項目に、『自分に任された仕事は、やり遂げるまで誰にも干渉されたくない』があった。
うーむ。難しい。
「執筆」は集中力勝負だから仕事の最中に声をかけられるのは困る。
偶然集まった異業種の人が、一緒に仲良く事業できるチャンスがある「コワーキングスペース」。
ちょっとうらやましい。
『つながりの仕事術』 佐竹恭・中谷健一・藤木穣 著 洋泉社
ラベル:仕事術
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