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2012年07月21日

『とっさのひと言で心に刺さるコメント術』

「鋭いコメント」というのは意外に難しい。

確かに「鋭いですね」とは、よく言われるしTwitterでは、よく「リツィート(気に入ったつぶやきを自分のフォロワーに転送して広めること)」や、「お気に入り登録(気に入ったつぶやきを保存すること)」をしていただいて、とてもありがたい。

ただ、私のツィートは、どうやら「万人の心に残るタイプ」のものではないらしい。
私のツィートをリツィートしてくれる方は、私より優秀な努力家の方ばかりだからだ。

「相手の急所を一発で貫通させられる精度の高いライフル銃」のようなコメントも必要なのだが、タレントやスポーツ選手の「まんべんなく、どの部分にも命中する散弾銃」のようなコメントができる技術もほしい。

この本の著者は「対談の名手」として知られるプロデューサー。
短く、本質をずばり突いて、人を動かす言葉を発する専門家でもある。

鋭いコメントを発するコツは「最初から「うまいことを言おう」と思わないこと」
「事前の準備は必要ないが、「発言のコンセプト」だけは、あらかじめ決めておくこと」
「『今思いついたんですけど』の前置きで、発言時の緊張を解く」

……要は場数の問題らしい。

「いつ何を聞かれても即座にコメントできる材料を揃えておく」
「みんなが聞く耳を持てるタイミングで発言する」
「タイミングと自分のポジションを確認する」
「人の心に刺さりやすい表現「かわいい」「やばい」「ムリ!」「たしかに」を使いこなす」

……日ごろから表現力を磨いておく努力も必要か。

「相手に同意を求めない」
「「○○のような気がする」「○○と思う」など、出来るかぎり語尾を断定しない」

……なるほど。
私のコメントが「ライフル銃」型なのは、「私は○○と思う」という表現をしがちで、「私は」の個人主義的なニュアンスが、カンにさわる人もいるからかもしれない。

今度から気をつけよう。
なにしろ「コメント力は場数」なのだから。

『とっさのひと言で心に刺さるコメント術』 おちまさと著 PHP新書

ラベル:コメント
posted by ゆか at 12:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 本読みコラム | 更新情報をチェックする
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