「膝行(しっこう)が、うまくできないんです」
「膝行で膝を傷める子がいて困っています」
先日も合気道フォロワー(合気道をするTwitterの友人)と、そんな話題が出ました。
膝行……難しい問題になっていますね。
膝行は正座したままの状態で、膝を使って進むこと。
昔は相手のすぐ側で立ったり座ったりしては失礼なので、そういう動作がありました。
合気道だけでもなく、茶道や小笠原流礼法にも残る日本の伝統的な所作です。
時代劇でさえ、偉い人の側まで人が歩いて近づいてますから、見慣れない動きだろうし、できる人は少ないと思います。
でも、合気道や大東流合気柔術は、この膝行をベースにした正座したままの動き「座技(ざぎ)」という技の体系があるので、稽古しないわけにもいかない。
と思っていたら……
「先日、出稽古したところでは、膝行どころか座技そのものをしないそうなんですよ。確かに下手をすれば膝を痛めるんですが……」
先生は溜息をついていました。
ついに膝行をやらない道場が現れたんですね。
膝の障害で多いのは、膝をねじったり、ジャンプして着地した時など、大きな衝撃がかかって起きる半月板損傷と膝の靭帯損傷。
私は高齢者と初めて稽古する時には、膝と腰に持病がないか、必ず相手に確認することにしています。
うっかり加減せず投げてしまって、怪我をさせてしまってはいけないので。
特に半月板は年をとると衝撃に弱くなり、しゃがんだ状態から急に立ち上がっただけで損傷することがある。
膝行を下手にやれば、膝を傷めることは知られてるからなあ……
『合気道を最近始めたのですが膝行がうまくできません。というのも膝行をやり終わると足の指の付け根とひざが痛く、そのあと正座もきついくらいです。やり方が間違っているから痛めてしまうのでしょうか?』
そんな質問が『yahoo知恵袋』に載るぐらい、この悩みを持つ合気道家は多い。
私の場合は、空手四段剣道三段少林寺拳法三段大東流合気柔術二段柔道初段の夫から、膝行の前に注意がありました。
「お前は腰高で重心が上にあるし、腰椎分離症で長時間の正座ができんねんから、膝行は最低限度にしとけ。膝行ができるようになっても不必要なところではやるな」
そして、「サポーターなしで稽古するな」と、バレーボールに使う分厚い膝サポーターを見立ててもらいました。
最初から私は膝サポーターをつけて稽古しているんです。
一度サポーターを忘れて座技の稽古をした時、ものすごく膝が痛かった。
でも、よく考えたら、他の人はサポーターなしで膝行や座技をしていることになります。
みんな我慢強いなあ。……と感心していたら、やっぱり痛いらしいですね。
ついでに言うと、正座をしたまま前進するのが膝行、後退するのが膝退(しったい)ですが、この膝退は膝行より難しい。
昔、所属道場の基本技ばかりを繰り返す通称「初心者クラス」では、この膝退を「道場の端から端まで一往復」というメニューがあったので、私はこれができるのですが。
膝退できなくても、膝行さえできれば、ほとんどの合気道の技はできますから
……といっても、膝退ができないのも、なんだかもったいないような気もする。
ただ、みんな一列になって、一斉に競争のように進む稽古は苦手でしたね。
周りがどんどん先に行ってしまうと、初心者はあせるのです。
私も初心者の頃、一生懸命前に進もうとして、つんのめって転んだりすることも多かったし。
稽古しているうちにスピードは速くなりますが、それでも体調、手足の長さや体重などの体格の違いも影響するので、膝行のスピードは個人差があるんです。
自分が初心者の指導アシスタントで膝行の稽古をする時は、最後の人が膝行を道場の端にたどり着くまで、辛抱強く待つように心がけ、あまり無理させないようにしていました。
実際、膝行の稽古が嫌で合気道をやめてしまう初心者が後をたたないので。
合気道上達の障壁の一つ「膝行」、実は、これがうまくできるコツはないわけじゃないんですね。
……次回へ続く……
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2012年09月08日
この記事へのコメント
ぼくは、農作業中ひざをつくことが多いです。除草などは、ひざをつかないとやりにくくてやりにくくて。這い回るように作業していると、時々ひざに小石がくいこみます。ひざサポーターは作業にも使えるでしょうか・・・・・いや、作業服の店に行ったら作業用ひざサポーターが売られているかもしれませんね。
Posted by 摂津 at 2012年09月20日 19:11
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