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2012年10月20日

仕事ノートの謎

『日経BPムック 仕事がはかどる文具術』が、図書館から届きました。

 

これは『日経ビジネスアソシエ』の文具術特集を1冊の本にまとめたもの。

「仕事がはかどる」といっても、「このファイルの導入後、1時間あたりのファイリング作業効率が前年比134%上がった」の理系的な話ではなく、「このペンは書き心地がいい」「この付箋を使うと楽しい」というような文系的な話です。

いろんな分野のビジネスパーソンが登場して、お気に入りの仕事文具について語っていますが、中でも『工夫満載!ノート術』特集は、さまざまな仕事の達人たちの、空白がないぐらい字や図で埋めつくされたノートが並んでいます。
しかも、これを後で見返して、まとめる人も多い。

……私は努力が足らんなあ。

ちなみに私が「仕事のバイブル」の1冊として愛用している『図解 ミスが少ない人は必ずやっている[書類・手帳・ノート]の整理術』では、仕事のノートは「ビジネス(プロジェクト・読書やセミナー・企画)用」「日記用」の2冊。
時系列順に「日付/分類/内容」を明記し、後でパソコンを使ってテキストファイル化して索引を作る。

……うーむ。しんどい。
いや、こういう軟弱なことを言ってちゃいけないんですが。

しかし、「自分が書いたこと」を整理しておくことは大事。
10年近く前に『THF−203K』のメモ書きに悩まされた経験があります。

机の上の書類の山から出てきたのですが。
『THF−203K』が何なのか全然思い出せない。
確かに自分の字で走り書きしてるから、重要なことだったような気がするんですが、それが何なのか全然思い出せない。

結局、そのまま『THF−203K』の件を10年ばかり放置しているわけですが。
放置していて損害があったわけでもない……あれはなんだったんだろう? 
今もすごく気になる。

この後、「メモ書きした中身は即座にまとめる」という習慣をつけ、ファイリング文具マニアになりました。
思いついたことやセミナーで勉強したことなどをレポート用紙に書いた後、案件別にファイリングします。

ノートは使いません。
案件別にバラバラに分解できないからです。  

手帳を読み返せば「いつ、何があったか」は大体わかるけど。
10年前のノートを見て、その時のことを鮮明に思い出せるほど記憶力がないんです。

その点、『仕事がはかどる文具術』で紹介されている仕事の達人たちは、昔のノートを見ただけで、その時のことを鮮明に思い出せるわけですから、うらやましいですね。

3年前、義母を引き取り、本格的にSOHOの仕事に乗り出そうとした矢先、唐突に昔のファイルが出てきました。
中身はSOHOの営業や自己ブランディングに関する資料。
即座に使える内容でした。

これは10年近く前の私がまとめていたもの。
そんな資料を作ったことすら忘れてました。
こんなことじゃ、たぶん、ノートを見返しても当時のことは思い出せないな。

2001年頃……著書の『アレルギーと生きる』が出版されたところで、「今後はSOHOとしてやっていくことになる」と、SOHOの営業の本や自己ブランディングの本を読みふけり、要点を手帳に抜き書きしていました。
この後、結局事務職になってしまうわけですが。

それにしても……きちんとワープロ打ちして内容をまとめてるところをみると、当時の私はヒマだったらしいな。
見やすくて助かるけど。

今は執筆業務管理表や進行表で仕事の内容をデータベース化し、同時に自分の体調や集中力のデータ化を進めています。
執筆は集中力が勝負の仕事。
家事も介護も抱えているので、「数字でわかる作業効率」の理系的思考で仕事を進めないと、どうにもならないのです。

未来の自分が苦労しないように、ちゃんと資料をまとめておきたいですね。
posted by ゆか at 10:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 文具コラム | 更新情報をチェックする
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