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2012年11月10日

『しつもん仕事術』

著者は「質問家」という不思議な肩書きの人だ。

 
質問に依頼者が答える。
その答えの中に依頼者の問題を解決できる鍵がある。
「正しい質問を使って、依頼者の抱える問題に自ら気づかせ、依頼者自信に解決させる手助けをする」。
「質問家」とは、そういう仕事をする人らしい。

とりあえず『仕事力が劇的にアップする「7つの法則」』の質問に答えてみることにした。

『ご縁を深めるために(今日)何ができますか?』
『あなたの会社がなくなったら、誰が、どう困りますか?』
『誰と協力すれば、もっとお客様を増やせますか?』
『あなたがおすそわけできることは何ですか?』
『お客様は、どのように24時間を過ごしていますか?』
『あなたはどんな未来を引き寄せたいですか?』
『先週やらなくてもよかったことは何ですか?』 

単純な質問に見えるが、真剣に答えを紙に書いていくと、この7つの質問だけでも軽く1時間はかかる。
7つの質問には、それぞれに補助の質問がついているからだ。

例えば、『あなたはどんな未来を引き寄せたいですか?』の質問に対して、
『2年後、あなたはどうなっていたいですか?』
『20年後、あなたはどうなっていたいですか?』
『未来のあなたが今のあなたにアドバイスしたいことは何ですか?』

……2年後は執筆の仕事がコンスタントに入り、仕事や家事や介護との生活バランスがとれている。
20年後……私は70歳近くになっている。
生きているとすれば……

執筆の仕事をしながら、合間に読書をしたり気の合った友達と会ったり。
暢気に暮らしているようだ。

20年後の私は今の私に言った。

「そんなに不安にならなくても大丈夫。周りに振り回されずに自分の道を行きなさい」

……この言葉は本当にありがたかった。 

この7つの質問をA4の紙にまとめ、この本の巻末についている『魔法の質問マンダラチャート』をコピーして、ファイルに綴じておくことにした。
仕事の方向性に不安を感じた時に役に立つ、お勧めの本だ。

『しつもん仕事術』 松田充弘著 日経BP社

posted by ゆか at 13:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 本読みコラム | 更新情報をチェックする
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