新着記事

2012年12月01日

やはり万年筆?

最近、ボールペンを使っていると、文字の途中でインクのダマ「ボタ」ができてしまい字が見苦しい。
 
 
特に手帳が惨憺たるありさま。
元々字が下手な上に、「ボタ」の部分が裏移りするので、本当にみっともない。
しかし、手帳を開くたびに落ち込んでるのはよくないよなあ。

調べてみると、油性ボールペンを使うかぎり、「ボタ」ができるのは宿命的な問題らしい。
最近、筆圧が前より弱くなってきてるから、いっそ手帳用ペンを万年筆に変えてみますか。

だけど……

ペン習字用の通信教育についていた万年筆は、結局なじめずに放置してるし。

筆圧が高く不安定だからなあ。
店で万年筆の試し書きしてる最中に、何かのはずみでペン先をへし折ったりしたら金銭的損害が大きいし。
なにしろ万年筆の価格はボールペンの価格とは一桁ちがいますからね。

……しかし、気になるんだなあ。万年筆。

『パイロットコーポレーション』サイトの『PILOT LIBRARY』という特集。
そこに『万年筆が気になり始めたら』という、まさに私の今の気分にぴったり合ったページがありました。

『まずは思いきって、販売員に声をかけてみることが大切です。初めての一本をお探しなら、正直に「万年筆は初めてなのですが」と伝えましょう。販売員という良きアドバイザーのもと、さまざまな万年筆で実際に書いてみること』

……大変な作業だ。お気に入りのボールペンを探すのとはわけがちがうなあ。

サポートのQ&Aページの『万年筆を初めてお使いになる方へ』には……

『万年筆はペン先に方向性や弾力があるので、慣れていない方は「使いにくそう」「こわしそう」と思う方も多いようですが、思い切りお使いください。万年筆で書いた文字は味があります。(個性のある文字が書け、書いたときの気持ちまで表します。)まずは自分の文字を書いてみましょう』

……そうなのか。思い切り使ってもいいわけだな。
壊れなきゃいいが。
それにしても、「書いた時の気持ちまで表す」となると、手帳に下手なことを書けなくなりそうな気もするけど。大丈夫かな。
今度東急ハンズに行ったら相談してみよう。

余談ですが、この特集『万年筆が気になり始めたら』の中に、ペン習字の先生が、年賀状の宛名の上手な書き方を指南する『万年筆で年賀状を書こう』のコーナーがあります。

実は「字が下手に見える」理由には、「字そのものが下手」と「バランスが悪い」との両方があるんです。
紙に対してバランスよく文字を配分すれば、下手な字でも、ある程度は「きれいに見える」らしい。

このサイトにリンクされていた『すぐに使える年賀状の書き方』のPDFは、文字バランスのいい年賀状の書き方のコツがA4一枚の紙にイラスト入りでまとめられているので、思わずダウンロードして印刷しました。

PDFによると、まず、書く前に文字の位置決め。
宛名の幅は17mm、宛先の幅は13mm、差出人住所の幅は8mm、差出人氏名は11mm。

「年賀葉書を書く時に、きれいに見えるベストな文字のサイズ」は決まっていたんですね。
知らなかったな。

書く順序は、宛名、宛先、差出人の名前、差出人の住所の順。

サイトでは、厚紙を切った手作りテンプレートで、差出人の住所を書いている写真が載っていますが、これもいいアイデアですね。
思いがけない収穫だなあ。

まもなく年賀状のシーズン。
万年筆派にもボールペン派にも、このPDFはお勧めです。
ラベル:万年筆 年賀状
posted by ゆか at 10:21| Comment(1) | TrackBack(0) | 文具コラム | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ほほう。宛名を一番に書くのが最近の流行ですか。ぼくは安物ボールペンで満足していますが・・・・・。そうだ。先日、図書館で”文具の歴史”という本を読みましたよ。なかなかおもしろかったです。機会があったら目を通してみてください。
Posted by 摂津 at 2012年12月05日 19:26
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
にほんブログ村ランキング
こちらには『ventus』で書かれている内容と同じ分野のブログがたくさんあります。
もし、よろしければご覧ください。

武術・武道ブログランキング

ステーショナリー雑貨ブログランキング