消費税が3%から5%になった時は景気が一気に悪くなったが。
今度の増税の影響はどうだろうか。
この本はファイナンシャル・フォロワー(金融や税務に関わるTwitterの友人)の岩松正記さんの最新刊。
税金の話は違法から合法までの間のグレーゾーンの範囲が広い。
自分が「合法」のつもりで書いていても、それを読んだ人間が「違法」な使い方をするケースもある。
そのあたり、岩松さんはプロの税理士だから、わかりやすく「ほとんど白に近いグレー」の範囲でうまくまとめている。
ちなみに、2014年から白色申告の自営業者にも帳簿を作ることが義務付けられるので、この本ではこれを機会に節税効果の大きい青色申告者になることを勧めているが……。
実は青色申告制度は廃止に向かっている。
簿記講師の妹は大学に転職したし、同級生の税理士にも迷惑をかけられないとも思ったのだが、私が平成24年版『節税物語』を書くのを断念した最大の理由は、「個人が自分の好きなことを仕事にして税金と向き合える手段」……青色申告制度がなくなるなら、私が税金について語る意味はないと考えたからだ。
私自身は65万円の控除がある青色申告制度がある間は、これを利用し、廃止される頃には、きちんと税務をやっていけるようにしたい。
来年から源泉所得税が2.1%増えてサラリーマンの手取り収入は減るが、「特定支出控除」の範囲が広がり、資格取得費などの経費が認められる。
税金を取り戻す確定申告や節税の知識は、自営業者だけではなくサラリーマンにも必須になる。
税務が苦手な人は税理士を利用する方法もあるが、この本によると、年間売上5000万円以下の個人事業で月額顧問料が1〜3万円。年1度の確定申告報酬20万円未満が相場らしい。
年間の収益に対して、それだけ経費をかけられるかどうか……判断が難しいところだろう。
『フリーランス、個人事業、副業サラリーマンのための「個人か?会社か?」から申告・節税まで、「ソン・トク」の本音ぶっちゃけます。』 岩松正記 著 ダイヤモンド社
ラベル:増税
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