この要望は、前から大変多かったのです。
以前、このサイトでも、カテゴリ別の記事を順番に読むことができたのですが、あるメンテナンスを境に、突然、それができなくなりました。
今も理由はわかりません。
Seesaa大好きケンジさんのブログ・ヘルプの記事には『記事のカテゴリ別一覧表示の方法』の項目があるのですが……
あいにく、ブログ初心者の私には、内容がどうしても理解できませんでした。
もう一つ、私を不安にさせたのは……Seesaaユーザーの皆様はご存知ですが、現在Seesaaブログには、2種類のヘルプがあること。
Seesaa大好きケンジさんのサイトとSeesaa公式ヘルプ。
この2つは微妙に書かれている内容が違う。
「基礎編と応用編」でもなく、「初心者とアフィリエイター(広告報酬を得る人)」でもない分類。
想像してみてください。「『Seesaa』ソフトを買うと、『Seesaaの使い方』という表紙は同じで、中身が微妙に違う操作マニュアルが、2つもついてきた」状態を。
Seesaaは、元々上級者を対象にしていたので、他のSeesaaユーザーの皆様は、ある程度の技術をお持ちの方が多いと思いますが、私は初心者。ヘルプが2つある状態は、なんとなく不安。
公式ヘルプの『独自タグの基本文法』の項目が、さらに私を青ざめさせました。
これでは、下手に「ホームページ・ビルダー」などのソフトを使えない。
『わからないものに手を出すな』という株式相場の格言もありますが、私は、設定を誤って、今まで書きためた100以上のコラムに何かが起こることが、一番怖かったのです。
「ヘルプに書かれている方法とは、まったく別のやり方で、カテゴリ別記事一覧表示はできないか」……
この暗礁に乗り上げた問題を、一挙に解決したのは、『レファレンスクラブ』掲示板の濃〜いお茶さんの発言。
「そうか! 目録やったら、別に、この場所になくてもいいやんか!」
私は思わず、PC画面の前で膝を叩きました。
濃〜いお茶さん。ありがとうございます。
目録……いわゆる図書目録(蔵書リスト)。
図書館の蔵書の場合、1冊の本に必ず1つの情報カードが作られます。
カードの内容は、日本図書館協会が定めた十進分類法でつけられた分類記号。
書名、著者名、出版社名、出版年月日、ISBNコード、本の内容の簡単な説明など。
昔は紙のカードが作られていましたが、今は電子化されて、端末やWeb上からカードの情報を検索することが簡単になりました。
このカードの情報を集めて一覧表示したものが目録。
ところで、アクセスカウンター設置の実験のためには、『ventus』に影響が出ないように、別の捨てブログが必要でした。
この捨てブログを利用して、過去のコラムへのリンク集『アーカイブ・サイト』を作る……
狭義の「ブログ(Web日記)」の概念からかけ離れた、前代未聞のプロジェクト『風炎』が、昨年末からスタート。
驚いたことに、すでに年末に『風炎』の更新情報を見つけ、過去のコラムのリンクをたどって、『ventus』に来られた方が、何人かおられます。
ありがとうございます。
これまでの『ventus』の弱点は、コラムの質の低下を防ぐために、週2回しか更新できないこと。
更新情報が流れる回数の少なさが、来訪者に「サイトを発見されにくい」欠点になっていました。
ところが、『風炎』の更新情報を、『ventus』の更新日とは別の日に流せば、今までより多くの『ventus』に関する更新情報がweb上に流れます。
『ventus』に、新たな来訪者を招くことができるはず。
『風炎』の更新は、過去のコラムへのリンクを、各ページに分類して貼りつけるだけなので、コラム執筆よりは楽です。
『風炎』では、カテゴリ別にページを作り、それぞれのページに、過去のコラムへのリンクを作成順に並べています。
今後も、リンク・リストをどんどん増やす予定。
これは、『ventus』が、1話完結型のコラム・サイトだからこそ、実現したもの。
そして、来訪者の皆様のおかげで、100本以上の数のコラムを、書き続けることができたのですから。
コラムを楽しみにされている皆様のためにも、がんばらなくては。
さて、このサイトの名前『風炎』はフェーン現象の和語。
『風の辞典』サイトで見つけました。
私は昔から、「風のような人」とも「燃える女」とも呼ばれていて、気質的には、物事にこだわる強烈な火性ですが、どうしても、風のような自由に憧れる、矛盾した人間。
「風言うても、嵐とか竜巻の類やわ。通った後は、草木一本残れへん」と、口の悪い知人に言われたことがあります。
確かに、私の生年月日と名前を聞いただけで、四柱推命の占い師は、私を「恐ろしい人」と呼び、九星気学の占い師は「再生のための破壊者」と呼んだので、「嵐や竜巻」は、正しいのかもしれません。
『風炎』……山頂から山麓へと吹きおろす、熱く乾いた強い風。
古来より「火事を招く」と恐れられた風。
「風邪」と「肺炎」を足して2で割ったような不穏な字面……
昔の人の表現力には、本当に感心します。
アーカイブ・サイト『風炎』、『ventus〜風のごとく〜』ともども、よろしくお願いいたします。
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