2013年に入っても、相変わらず「ボールペンとシステム手帳」という組み合わせでスケジュール管理している私ですが……。
「手帳に万年筆ってどう?」の迷いが消えない。
先日、梅田の伊東屋に寄ると、ラミー「サファリ」の試し書きコーナーがあったので、ちょっと悩んだ末、万年筆の試し書きに挑戦。
ボールペンとは違い、万年筆って高価ですからね。
筆圧が高く不安定な私は、うっかりペン先を傷つける恐れがある。
「よくも15万の万年筆を!弁償せえ!」と迫られたら困るけど。
この「サファリ」は3000円台だから、弁償して謝ったら許してくれそうだ。
『LAMY』サイトによると、ラミーは1930年ドイツ・ハイデルベルグで創業。
年間約600万本の筆記具を生産するドイツの代表的なブランドです。
1980年に作られた若者向けの「サファリ」は、鮮やかな色の軽いABS樹脂のぺン軸の万年筆。
ぺンのグリップ部分につけられたくぼみは、誰もが正しくペンを握れるようにするため。
大型のワイヤー製クリップはデニムなどの厚手の布でできた服のポケットにもしっかりとめられる。
機能的なデザインが人気を博し、1994年にif賞を受賞。
白のペン軸と赤のクリップが美しい「ジャパンエディション」や、黒のペン軸に黄色のクリップ、赤の王冠がついたドイツらしい色彩の「日独交流150周年」などの限定デザインも発売される、若者に人気のある万年筆です。
インクカートリッジも使えるし、インクボトルからコンバーター(吸入器)でインクをペンに移せる両用式だから、インク補充の手間はそんなにかからないかもしれない。
展示されていた黄色のぺン軸の万年筆、太字のものを選び、おそるおそる試し書き用の紙に横一本の線を引いてみることに。
実際に持ってみたペン軸は見た目ほど太くなく、紙にふれる感触は適度な弾力があって、多少力を込めてもペン先をいためることはなさそう。
線を引いてみましょう。
えっ!
こんなにインクが出るのか!
低粘度インクのボールペンを試し書きした時にも「こんなにインクが出るんか!」と驚いていたけれども、マジックと同じほど出るインクの量では、紙に書いた後、乾くのをしばらく待たないと……
うっかり手帳やノートに書いて、あわててページを綴じたら字がつぶれてしまうし、他のページもインクで汚れる。
そうなると、やっぱり吸い取り紙が必要かも。
ちなみに『世界大百科事典 第2版』によると、吸い取り紙とは『インキを吸い取らせ,筆記後の乾燥を速める目的に使用される,かさ高の紙』。
普通の紙はインクのにじみ、裏抜けなどを防ぐために、耐水性向上剤を紙の表面に塗ったり、紙に染み込ませたりするのですが、吸い取り紙は、あえてその加工をせず、紙の吸水性を利用してインクを吸い取るもの。
大きなスタンプに紙を取りつけて使うブロッタータイプと、そのまま紙だけを使うペーパータイプがあります。
エイムック『STATIONERY MAGAZINE 008』によると、ライフがシステム手帳用の吸い取り紙リフィルを発売しているけれど。
手帳を開くたびに、字を書くページに吸い取り紙リフィルをセットして字を書き、吸い取り紙を押し当ててインクが乾くのを待つ……?
万年筆ユーザーは、みんなそんなことをしているのでしょうか?
私の周りには「手帳にボールペン派」はいても、「手帳に万年筆派」がいないので、そこのところが謎だなあ。
なにしろ「書くたびにキャップを取るのが面倒」という理由で、ノック式ボールペンを偏愛するような面倒くさがり人間なので、吸い取り紙を使ったり、分解して洗浄したりしなければならない万年筆を扱えるだけの「時間的余裕」や「精神的余裕」を持てる自信がない。
まだまだ「万年筆適齢期」は遠いのかもしれません。
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2013年01月22日
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