見事に失敗。
「2007年1月1日より、当サイトのトップページに、アクセスカウンターを設置いたしました。設置そのものは成功したのですが、カウンター機能に問題があったため、1月13日に、撤去いたしました。その間、トップページの表示が大変遅くなり、938名の皆様に、多大なご迷惑をおかけしたことを、深くおわびいたします」
……なんだか、不祥事を起こした企業の社長の謝罪会見みたいですが。
でも、この話を詳しく書きはじめると、悔しさのあまり、原稿用紙30枚ほどの怒りのレポートを書いてしまいそうです。
それに、私がカウンターを借りた、某社と関わりのある方も、このコラムを読んでいるかもしれないので。
このへんでとどめておきます。
年末に『ventus』のアーカイブ・サイト『風炎』で、カウンター設置実験に成功した後、『ventus』でも、カウンターを設置したのですが……
なにしろ表示が遅い。
完全に表示するまでに10秒かかった時は、「何やっとんじゃ! ぼけっ!」と、思わずPC画面にむかって叫んでしまいました。
サイトの持ち主の私でさえ、怒り狂うのですから、来訪者の皆様も、さぞいらだたれたことでしょう。
本当に申し訳ありませんでした。
妹におそるおそる、カウンターをつけた感想を訊いてみました。
「アクセスカウンターつけてから、トップページの表示遅くない?」
「えっ? 混んでるから、遅いんかと思ってたわ。カウンターなんかあったん?」
拍子抜けする答え。
カウンターだけが悪目立ちしないように、同系色のものを選んだのですが、どうやら保護色になってしまったようです。
「姉ちゃんは、自分でアクセス数えてるのに、なんで、カウンターいるんや?」
確かに、私自身は、カウンターがなくても全然困らないのです。
「アクセス解析コラム」を書いていますから。
「アクセス解析コラム」……1日単位で表示される、Seesaaのアクセス解析表を、電卓を叩いて集計して、月締め単位で、実数来訪者を正直に発表し、今月のコメントやトラックバックをくださった方をご紹介する奇妙なコラム……
私はまだ、よそのブログで同じようなものを見たことがないのです。
『ventus』独特の発明品なのかもしれない。
「アクセス解析って、何ですか? 締めのある日記なんて、聞いたことないですよ。まあ、面白いからいいですけど」
……同門の武道家の久さん(『初心者(後編)』にコメントあり)は笑っていましたが。
道場仲間には「今月のまとめ」の別名で親しまれています。
「アクセス解析コラム」は、いくつかの偶然が重なってできたもの。
1.Seesaaの初期設定に、アクセスカウンター機能がないこと。
これは今もありません。
そのために、他の商業サイトと契約して、広告つきのカウンターを借りなければいけない。
サイトを開いた当時、その方法が、技術的にわからなかったのです。
2.Seesaaは、アフィリエイター(広告収入を得る人)むけのサイトだったので、ブログ界屈指のアクセス解析機能を持っていたこと。
3.サイトの持ち主(私)が、数字の集計を得意とする経理で、「カウンターなかったら、自分で数えたらええやんか」という大雑把な神経の持ち主だったこと。
4.サイトを開いて、たった2週間で、最初のトラックバックをいただき(その当時は、早くても3ヶ月かかるといわれていた)、「知り合いにサイトのこと教えてないのに、誰が、このサイトを見ているのか」が、ものすごく気になったこと。
これだけの偶然が重ならないと、この奇妙なコラムはできなかったでしょう。
ただ、「アクセス解析コラム」を書いていて、いつも不安だったのは、「こいつ、適当な数字発表してるんとちゃうんか」と思われていないか……ということ。
実は、一時期『ventus』の来訪者が減ったことがありました。
週2回の更新ごとに来くださっていた一部の方たちが、訪問を週1度にして、コラムをまとめて読むようになったためです……
来訪者の皆様は、みんな忙しいので、仕方がありません。
減った数を正直に書くのは、本当に気が重かった。
でも、集計をごまかす経理は、犯罪者。
嫌々ながら、正直に来訪者数を発表してきました。
その後、新しい来訪者の方が色々なところから来られて、おかげさまで、総来訪者数は少しずつ増えています。
さて、某社のカウンターを設置してみましたが、Seesaaのアクセス解析と、どの程度誤差が出るのか……
「正確に表示されないことがあります」とは書いてあったけれど、ここまでひどいとは思わなんだ。
質問メールへの回答もないので、ついに撤去。
『ventus』は、Seesaaにあるので、正確に来訪者を集計しているのは、Seesaaのアクセス解析の方でしょう。
他社のカウンターも、Seesaaブログ自体も、どんどん新しいシステムを導入していますから、今後どこのカウンターであろうと、他社のものをつければ「不具合」が起こってしまう確率が高い。
本当は、Seesaa標準装備のカウンターがあれば、一番いいのですが。
他社の広告つきカウンターを設置することで、他社の広告料を得て、Seesaaの経営が成り立っている面もあるので、難しいところなのかも。
広告つきでもかまわないので、いつかまた「Seesaaのカウンター」ができたら、改めて、アクセスカウンターの設置をしたいと思います。
皆様、すみませんでした。
ラベル:アクセス解析
五輪書(後編)で紹介頂いた本を注文しました。今迄、五輪書は読みたいとは思いつつ、あまりにもいろんな五輪書が出ているので、どれにしていいのか分からなかったのです!これでやっと読むことが出来ます。ありがとうございます。また道場でお会いしましょう!