……時間感覚の細かさについて比較すると、こうなる。
自分の時間感覚が「自分の時間も他人の時間も大事にする」、経営者の感覚に近くなってきたせいか、最近「無意味に待つこと」が辛い。
先日、図書館に予約本を受け取りに行ったが、なぜか他に本を借りる人もいないのに、カウンターで待たされた。
担当者の後ろの本棚には、予約した本の現物があるのに、なぜ本をもらえないのだ。
結局「残念ながら時間切れです。今週中にもう一度来ます」と、本を受け取らずに打ち合わせに行くはめになった。
これにはカウンターの担当者も驚いたらしく、その後の貸し出し処理は少し早くなったが。
公認会計士で税理士、仕事柄「お役所」とつきあう機会の多い著者が、たらい回し、ムダ遣い、ユーザー軽視といった「お役所仕事」「大企業病」のメカニズムと、その対策について書いたのが、この本だ。
恐ろしいことに、どんな組織でも人間が30人集まると「お役所仕事」が発生する。
企業がある程度の規模になると、社長一人では全社員を管理できず、円滑な運営のために、収益とは直接関係のない管理部署を作らなければいけないのだが、ここで責任感や時間やお金のコスト意識のない「組織の内輪だけを向いた自己アピール、お役所仕事」をする人が発生しやすい。
その原因は、上司が部下をきちんと観察せず、部下のタイプにあった仕事の与え方をしないこと。
「お役所仕事」は強力な伝染病で、真面目に仕事に取り組む人のモチベーションを奪い、組織を腐らせ破滅へ追い込む。
「お役所仕事」が役所で多く発生するのは、役所がユーザーからの収益を目的とせず、競合相手もなく、与えられた予算を使うために存在する組織だからだそうだ。
『基本的に、日本人は心が清いので、正当に仕事の依頼をすれば納得します。納得すれば、頑張ってくれるものです』
二宮尊徳の「報恩精神」こそ、著者がいうように、今の時代に必要なものかもしれない。
『お役所仕事入門』 山田咲道 著 日本経済新聞出版社
ラベル:仕事
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