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2013年03月05日

デジタル文具御三家

コクヨ「キャミアップ」、ナカバヤシ「スマレコ」、キングジム「ショットドックスノート」……
先日、デジタル文具御三家を、同時に試せるラッキーな機会に恵まれました。

3つとも、無料のアプリをスマートフォンにダウンロードして、ノートやメモを写真に撮り、それを共有するためのツールですが。
それぞれ特徴がありますね。    

まず、キングジム「ショットドックスノート」、2011年日本文具大賞受賞の「ショットノート」の改良版。
「ショットノート」は、アプリを起動してカメラで撮影すると、ノート、メモパッド、ホワイトボード、ルーズリーフなどの四隅についているマーカーを読み取り、自動的に画面ぴったりに取り込む。
記入したノートの日付と番号はOCR処理するので、検索も楽で、メールやクラウドで共有できる。

デジタル文具の基本的な商品。

「ショットノート」が対応しているクラウドは「Evernote」だけですが、「ショットドックスノート」は「Dropbox」「Google Drive」にも対応。

一方、コクヨの「キャミアップ」。
無料の専用アプリ「CamiApp」でノートを撮影すると、自動で傾きやゆがみなどを補正してデータ化します。

あらかじめ紙面左上隅の「アクションマーカー」を塗りつぶしておくと自動的に分類、メール作成 アップロードができる。
「アクションマーカー」の設定は8種類。
送信先メールアドレスの自動入力も可能。

四隅のマークでページを認識する「スキャンマーク」がついているのは、ノートブック、ルーズリーフ、メモパッド。
業界初の「スキャンフレーム」は、黒い表紙と黒いリング脇の線で作られる長方形の枠でノートページを認識するもので、対応しているのはツインリングノート、ツインリングメモ。

撮影した画像はタイトル、撮影日、タグ、コメントなどで検索しやすく整理できるし、図形ツールやペンツールで色を塗ったり、図形でかこんだりできる。
対応クラウドは「Evernote」「Dropbox」「Google」「SugerSync」「SmartBiz」。
コクヨの担当者によると、スキャナとのデータ共有も予定しているとか。 

ナカバヤシの「スマレコ」のユニークな点は、アプリが商品ごとに違うこと。

「スマレコペン」は、専用アプリ「smareco Pen App」で撮影すると、ペンで囲んだ部分だけデジタル化できる特殊なペン。
専用アプリ「smareco Diary App」で撮影すると、カレンダーページ、ノートページをデジタル化し、iPhoneカレンダーやGoogleカレンダーと同期、追記もできる「スマレコダイアリー」。

「スマレコノート」は専用アプリ「smareco Note App」で撮影すると、ノートの一部分を覆い隠す「ブラインド領域」を設定できるノート。
単語帳のように手軽な暗記学習などに向いています。

「スマレコマーカー」は、専用マーカーでラインを引いた参考書や単語帳などを、専用アプリ「smareco MARKER」で撮影することで、 画面上でラインを引いた箇所の表示/非表示の切替えができる暗記学習ツール。
スマートフォンで撮影した写真をスクエアサイズに加工し、プリンタに出力し印刷するアプリ「smareco PRINT」。
いずれもメール送信や「Evernote」で共有が可能。

専用スタンプで押印した書類をスキャナで取り込み、そのデータをスタンプの印面通りのフォルダに振り分ける「スマレコ スタンプ」はアプリじゃなくて、Windowsソフトですが、ナカバヤシの「分類への情熱」には感心するばかりです。
キングジムの方向性は、ちょっとわからないけど、コクヨは「データの加工、共有」に力を入れていくらしい。

「デジタル文具御三家」……自分がやりたいことを決めてから、どれを使うか選んだ方がいいように思います。
ラベル:スマホ ノート
posted by ゆか at 14:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 文具コラム | 更新情報をチェックする
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