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2013年04月02日

100年目のトンボ鉛筆

文具祭りでもらった文具の試供品で持て余しているものがあります。

 
2012年にグッドデザイン賞を受賞したトンボ鉛筆「ペタッツ・ハンディタイプ」。
小型セロテープカッターのような形状で、テープ部分に円形の粘着シート「ペタッツ」が点々とついています。
カッターでテープを切って貼りたいところに粘着シートつけ、テープをはがして、メモなどを貼るという使い方をする……らしい。

この「ペタッツ」は、「アナをあけずに、貼ってはがせる粘着画びょう」がキャッチフレーズの直径1センチの粘着シートですが……

両面テープじゃ、あかんのやろか?
 
それが引っかかって、今まで買わなかったのですが、もらってしまったものはしょうがないので使いこなしてみたい。

……ということで、『株式会社トンボ鉛筆』サイトへ。

この「ペタッツ」が発売されたのは2010年4月。
プレスリリースによると「事務・家庭用粘着剤」で「糊」とは違うものらしい。

スチール、ガラス、木質化粧板、プラスチックなどの壁面に、傷をつけずに写真やポスターなどを貼ることができる。
成分は炭化水素樹脂で、子どもが口に入れても安全。
引き伸ばすと簡単に取ることができて、粘着テープのように溶剤を含んでいないので、壁にも貼ったものに悪影響を与えない。

……なるほど。貼ったものを変色させないところは両面テープより優秀ですね。
さすがは国産初のスティック固形糊「ピット」を作った会社だ。

ポスター掲示が多いけれども病室で画鋲を使いたくない医療福祉施設。
園児の作品の掲示が多いけれども、危ないから画鋲を使いたくない保育園や児童館。
画鋲で穴をあけられる場所が少ないオフィス。
ガラス窓への掲示が多い飲食店。
賃貸住宅に住んでいて壁に穴をあけられない家庭や、小さな子どものいる家庭に需要がある。

トンボ鉛筆はそう考えてるらしい。

我が家は、冷蔵庫の扉にホワイトボードのマグネットシートを貼って家族の予定を管理し、掲示物もマグネットで貼る家だから、「掲示物を貼るのに画鋲を使いたくないニーズ」は、ちょっと思いつきませんでしたね。

この「ペタッツ」は掲示用の「粘着グミ」と、両面テープの10倍の粘着力を持ち、接着剤代わりに使える「強粘着グミ」があります。
私が持ってるのは「粘着グミ」の方ですが、電話に「今日中に○○へTEL」と紙に書いて電話機に貼っておくとか、ダンボール箱に「ファイル整理中」と書いた紙を貼っておく……ぐらいの用途しか思いつかないなあ。

ちなみに、トンボ鉛筆は1913年創業。
今年が創業100周年にあたるので、いろいろとイベントをするようです。

まず、「MONO消しゴム100周年限定」と固形糊「消えいろPiT100周年限定」の限定商品を発売。

さらに100周年を記念して出版されたのが『トンボ鉛筆完全ブック(エイ出版)』。
これは100周年記念ロゴ入りシャープペン「オルノ・スイフト」と、初代復刻版トンボ鉛筆と、初代復刻版消しゴム「MONO」が付録について900円。お買い得ですね。

4月5日には、水性ボールペンとシャープペンシル「ZOOM505」の、100周年記念ロゴ入り特別色(ホワイトシルバー、ブロンズゴールド、ディープレッド)の商品が限定発売されます。

プレスリリースには『創立100周年を記念して、本年中、記念商品を発売していきます』とあるから、創業100周年限定商品が、どんどん出てくることになりそう。
三菱鉛筆と並ぶ筆記具界の大御所なので、何が出てくるか楽しみです。
ラベル:鉛筆
posted by ゆか at 16:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 文具コラム | 更新情報をチェックする
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