「1日5キロバイトほど書いていけば、1ヶ月半もあれば、本1冊ぐらいの原稿になりますよ」
「すみません。5キロバイトって何字ですか? 400字詰め換算単位の依頼ばかりなので」
「2500字ぐらいですかね。1時間程度で打てるでしょう」
……まずいなあ。
仕事の内容によって、打ち込む速度が変わるのはしかたないものの、私の仕事の速度は遅すぎるようだ。
こんなことではいかん。
この本の著者は『残念な人』シリーズで人気のビジネスコンサルタント。
ある大手企業の中堅社員を対象に、「いかに仕事を早くするか」について行なった研修をもとに、資料とメールの文書作りに書ける時間の削減のコツを書いたのがこの本だ。
資料やメールに費やす時間を減らすには……
『受け取るメール・資料を読む時間を減らす』『作成するメール・資料に費やす時間を減らす』の2つの方法がある。
受け取るメールと資料の分量を減らすことができないが、メール・資料を読むスピードを上げることは自分でできる。
作成するメールや資料のアイテム数を減らすことはできないが、ページ数・文字量を減らすこと、作成スピードを上げることは自分でできる。
載っている「メール・資料を読む」の演習問題は、「この文章の要点をまとめなさい」「次の文章を短く切ってください」
……まるで国語の読解力問題だ。
この演習を繰り返していくと、自然と作成する資料が要点を整理したページ数の少ないものになり、メールが少ない文字数で速く書けるようになるらしい。
まがりなりにも執筆業をやっている私には、読解力の演習はたやすく解ける。
しかしPC操作は盲点だった。
Word機能の必要な部分だけ独習して使っていたのがよくないらしい。
改めてマニュアルを読み直さなければいけないが、とりあえず、世界標準の「1分間90文字」のタイピング速度は、ぜひマスターしたいものだ。
『仕事ダイエット』 山崎将志 著 PHP研究所
ラベル:ビジネスパーソン
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