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2013年06月22日

『仕事のお守り』

社会人になった年が円高不況で就職浪人。


簿記の資格を取り、派遣で大手銀行や生保に勤めてバブル期の狂乱を目の当たりにし、バブル崩壊の時にいた建設会社で倒産を経験。
喘息薬の副作用事故で体を壊して自宅療養した後、復職。
義母の在宅介護を機に執筆業に転業……。

私の大雑把な職歴だ。

「仕事を続ける」のは、かなり大変なことである。

この本を出したのは、取次を通さず書店に直売することで知られる出版社、ミシマ社。
アルバイトしていた就活生が、自分の会社の本をお守り代わりに面接に臨んだ話をヒントに、社長の三島邦弘さんが、「働くすべての人の「お守り」を」と考えて作ったもの。

古今東西の仕事にまつわる名言や金言、成功談を豊富に盛り込み、構成もよくできている。

内田樹さんをはじめ、16人の著名人が、「自分が仕事で行き詰った体験」と「仕事で行き詰った時に読むお勧めの本」について書いたコラムもついているが。

16人の中に私のような経験をした方はおられないようだな。

私が仕事で行き詰ったのは27歳の時。

「社長も専務も雲隠れして、事務所に鬼のような形相で押しかけてくる債権者たちと、たった一人で対峙する日々」

出勤しては、ひたすら債権者に謝り倒し、家に帰って求人情報誌をながめたり、失業保険の計算をしたり。

疲労困憊の私を救ったのは、夫の一言……

「お前の一人ぐらい俺が養うたるから好きにせいや」。

「本に救いを求める」ことは思いつかなかった。

そもそも「お守り」というのは「一つでオールマイティ」ではない。
日本では「厄除け」「学業成就」「必勝祈願」「縁結び」「健康長寿」「商売繁盛」など、さまざまな専門の神様がおられる。

ちなみに、この『仕事のお守り』に込められた願いは『かかわる人がみな笑顔で楽しく、そして、長きにわたって、いい仕事ができますように』なので、「自分と職場の家内安全」的な効力があるらしい。

ちょっと仕事に行き詰った時の気分転換によい本だ。

『仕事のお守り』 ミシマ社編 ミシマ社
ラベル:仕事
posted by ゆか at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 本読みコラム | 更新情報をチェックする
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