……Twitterに流れていた情報に驚きました。
60種類も?
正気か?
200年の伝統を持つフランスの「モレスキン」。
ゴムバンドと内側にポケットのついただけの角の丸いシンプルな黒いノートですが、ゴッホやピカソ、ヘミングウェイやチャトウィンなどの芸術家に愛用された伝説的なノート。
最近、「モレスキン」の手帳版が人気で、一緒にコーディネートできるバッグやポーチ、デジタルデバイスカバー、ローラーペン、シャープペンシルや鉛筆まで揃ってる。
「文房具」というよりも、「おしゃれなブランド雑貨」になりつつあるのは知ってますが、それにしても60種類か。
サイズ違いとか色違いを数に入れても、その数は難しいかもしれない。
『モレスキン』公式サイトによると、2014年限定版ダイアリーは「星の王子さま」「ピーナッツ」「スターウォーズ」「LEGO」。
レイアウトは「スケジュール+ノートブック」「デイリーダイアリー」の2タイプ。
サイズは「ラージ」「ポケット」の2サイズ。
……とりあえず、この時点で16種類。
なるほど。60種類発売も、そんなに難しくないか。
ちなみに、用途別にお勧めの「モレスキン」を見ると……
「管理する」が、「デイリーダイアリー」「メモポケット」「スケジュール&ノート」「ポートフォリオ」「バインダーセット」「フォルダー」。
「創造する」が「ミュージックノート」「ストーリーボード」。
「描く」が「プレーンノートブック」。
「ペイントする」が、「スケッチブック」「水彩画用アルバム」。
「記録する」が「パッション」と呼ばれるノート。
レシピ、ワイン、ブック、フィルム、ミュージック、ウェルネス、ベビー、キャット、ドッグ、ガーデニング、スタイル、トラベル、アート、ビア、チョコレート、ホームライフ、レストラン、コーヒー、ティーの19種類。
「共有する」が、iOSでも、AndoroidOSでも使える「EVERNOTE スマートノートブック by Moleskine」。
「書く」が横径の「ルールドノートブック」、無地の「プレーンノートブック」、方眼の「スクエアードノートブック」、蛇腹式の「ジャパニーズアルバム」。
「旅する」がチケットを入れられる「メモポケット」。「探検する」は書き込みできるガイドブック「シティーノートブック」。
東京、京都、香港、北京のアジア4都市、ヨーロッパ26都市、 北米14都市。
……これだけのノートや手帳があって、しかも全部中身が違う。
モレスキン恐るべし。
シンプルなデザインで、用途別に自由に選べる。
その「モレスキン」の人気を盛り上げているのが、公式ファンサイトの『モレスキナリー』。
「モレスキン」の関連書籍やイベント情報。
カスタマイズのアイデアや、モレスキンに描いたイラスト、フォトブックなどの作品も自由に投稿できます。
世界中のモレスキンユーザーの中から、オンライン投票で「月の作家」を選出。
「月の作家」の作品は、モレスキンスリーブとブックマークとして配信され、インタビューも公開されます。
こうなると世界各地からレベルの高い作品が集まってきますね。
有名人に愛好家がいて、ファンとメーカーが影響し合って製品の質を向上させていく……
日本のメーカーでは「ほぼ日手帳」が、ユーザーの意見を積極的に取り入れていますが、IT対応や、手帳の中身の種類の多さ、他の文具とのトータルデザインの点では、しばらく追いつけないような気がする。
当分「モレスキン」の動きから目が離せませんね。
ラベル:手帳