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2013年09月03日

ほぼ日手帳の正体

有名人御用達で、ユーザーの声を取り入れながら進化していく……



「ほぼ日手帳」は「モレスキン・ダイアリー」と並ぶ人気の手帳。 

2014年の「ほぼ日手帳」は4タイプで95種類。
なんだ。60種類発売された「モレスキン」より数が多いじゃないか。

1日1ページタイプ、文庫サイズの「オリジナル」が41種類。 
見開き1週間タイプ、薄いウォレットサイズで本体とカバーが一体の「WEEKS」が20種類。
1日1ページタイプ、A5サイズの「カズン」が25種類。
1日1ページタイプ、文庫本サイズの英語版「Hobonichi Planner」が9種類。

「モレスキン・ダイアリー」と同じように、「ほぼ日手帳」にも、毎年改良が加えられています。

「オリジナル」「カズン」の改良点は…… 

「手帳を開く時、カバーとの摩擦で開きにくいクロス張りの表紙から、すべりやすい紙に表紙をリニューアル」
「「1日ページ」欄に1つずつ収録されている、「365の日々の言葉」を全部新しくした」 
「誕生日、結婚記念日などを書ける「My Anniversaries」欄を追加」

WEEKSの改良点は……

「8つのシリーズの用途に合わせ、固さの違う3種類の表紙を用意」
ハードに使われる想定の「ホワイトライン」には衝撃に強いソフトカバーを。
優しい使い心地をテーマにした「ひびのこづえ」と「SOULEIADO」には、軽く曲げられるセミソフトカバーを。
「カラーズ」「タイ&チーフ」「チェック」「ディズニー」「シープスキン」のカバーはハードカバーに。

「好きな位置に貼って使えるクリアポケットを、厚みのあるものをホールドできる「マチレスポケット」に変更」 
「巻末の「便利なページ」の「単位換算表」と「郵便料金表」の表記を見直し、「二十四節気のこと」「国名コード・国番号の一覧」を追加」
「B印YOSHIDA×PORTERとコラボレーションした専用カバー「WEEKSマルチケース」が登場」

「Hobonichi Planner」の改良点は……

「表紙の光沢を少しおさえて質感をマットに」
「各月のはじめには、その月の記念日やTODOリストを書き込める「Coming Up!」のページを追加」
「1日ページの上部に30カ国の祝日を掲載」
「月間カレンダーの方眼の中に色を塗らず、シンプルに」
「メモページの方眼がドットに」

ところで、先日、「モレスキン・ダイアリー」のことを書いていて、突然「ほぼ日とモレスキン、ガラケーとスマホ」という言葉が頭に浮かびました。 
電話から発達した「ガラケー(ガラパゴス携帯)」、パソコンが小型になった「スマートフォン」。
「ほぼ日手帳」と「モレスキン・ダイアリー」には、そのぐらいの違いがあるような気がして。

「モレスキン・ダイアリー」が「ノート」から派生したのに対し、「ほぼ日手帳」は「日記」の発展形じゃないかな。
『ほぼ日刊イトイ新聞』サイトの、「みんなのつかいかたコレクション」を見ても、1日1ページのスペースをスケジュール管理に使う人よりも、日記風に「その日あったことを書く、いろんなものを貼る」人が圧倒的に多いし。

「モレスキン・ダイアリー」が「ノートにスケジュール欄がついたもの」なのに対して、「ほぼ日手帳」は「日記にスケジュール欄がついたもの」なのでは?

手帳カバーを保護する「カバー・オン・カバー」、メモ帳やアドレス帳、シール、付箋、ブックバンドなど、「ほぼ日手帳」用オリジナルグッズだけでも36種類。

「トータルデザイン」を重視する「モレスキン・ダイアリー」と比べて、「ほぼ日手帳」が多様なデザインなのは、ユーザーにとって、「ノート」よりもパーソナルな「日記」感覚の存在だからかもしれませんね。
ラベル:手帳
posted by ゆか at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 文具コラム | 更新情報をチェックする
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