季節柄、来年の手帳探しに熱心な方が多いですからね。
「たしか40年分の人生設計欄があって、1回買ったら長いこと使える手帳ちゃうかったんか」とも思ったんですが、気になるので発売元の「コクヨS&T株式会社」へ。
「ジブン手帳」は、2010年にクリエーターの佐久間英彰氏が考案したもので、「DIARY」「LIFE」「IDEA」の3冊がセットになっています。
「今年の改良点」なる項目があるということは、去年の手帳よりも進化したらしい。
とりあえず改良点を見てみましょう。
まず「DIARY 2014」。
24時間軸でTODOリスト、天気、月齢・日の出・日の入り、食事、1日の感想と盛りだくさんな内容が書き込める「週間バーチカル型スケジュール」。
見開き2ヶ月の「月間プロジェクト」「2年分カレンダー」「年齢早見表」「年間スケジュール」。
「2014年の夢」「お金の計画」「1週間の計画」「お気に入りの言葉」「やりたいことリスト」「貰い物リスト・贈り物リスト」「時差世界地図」「個人データ」。
新しく加わったのが「お値段リスト」。
改良されたのが、終わり月を2ヶ月延長、翌年3月まで書ける「ブロック型月間スケジュール」と、東京、大阪、京都、名古屋の他に、新しく札幌、仙台、横浜、神戸、福岡が加わった「鉄道路線図」。
……これだけでも毎年書き込むのが大変だな。
「LIFE」の内容は……
「人生の夢」「座右の銘」40年分書ける「人生設計」。
「通年記念日」「日本&世界旅行地図」。
自分と家族と世界のニュースが100年分書ける「ジブン年表」「緊急連絡簿」「パスワードヒントリスト」。
お気に入りの写真を貼る「写真欄」。
新しく追加されたのが、自分や家族、ペットなどの、現在治療中や過去に経験した病気やケガ、使用薬を記入する「病歴」。
改良されたのが、自分と家族5人分のほかに、ペット欄が追加された「家系図」。
使いやすいレイアウトになった「資産欄」。
……ううう。「DIARY」に書くだけも大変なのに、「LIFE」でも、これだけ書き込まなきゃいけないのは、しんどいなあ。
一方、方眼罫で書きやすいメモ帳「IDEA」は、スマートフォンのカメラで撮影して共有できるアプリ「CamiApp」対応に。
……むむ。結局全部、進化したのか。
「LIFE」は従来通りの耐久性の高い「MioPaper」ですが、「DIARY」と「IDEA」の手帳の中紙は、にじみにくくインクの裏写りがしにくい「トモエリバー」に変更。
……そこまで聞くと、つい「買ってみようかな」と思ってしまう。
しかも、透明カバーつきの「DIARY」と「LIFE」と「IDEA」は単体別売りもしていて、気になる一冊だけでも買えるあたり、コクヨは商売がうまい。
……とはいうものの。
正直なところ、病弱で病気の家族を抱える私には、目標に向かって緻密な努力を重ねていく「ジブン手帳方式」は、いささかしんどいですね。
最近は「目標」「やりたいこと」のほかに「これだけできればOK」を決めています。
ちなみに2013年の「目標」は「執筆の仕事を増やす」で「やりたいこと」は「健康管理」。
「これだけできればOK」は「家内安全」。
2013年は3年に1度の「チャンスと家族の災難の年」にあたるので、あえて目標を低く設定しました。
結局、今年は義母と母が入院。
その一方で、出版サービス『BookWay』にヘッドハンティングされて、著者の原稿の魅力を引き出し、著書を広めるサポートをする「ライティング・アドバイザー」という新しい仕事をはじめ、すでに著者の一人がテレビ出演……
客観的には「成功」でしょうが、本来の「目標」を達成できてないという意味では「失敗」?
でも、「健康管理」できて「家内安全」は守れたので、まあまあな一年かもしれない。
この年齢になると、もっと気楽に手帳とつきあいたいものですね。
ラベル:手帳