現在の私は、「ライティング・アドバイザー」という、他人の文章を魅力的にして広める仕事で実績を上げつつある。
収入も増えたが、自分の努力と全然関係ない結果のような気がして居心地が悪い。
昨年末に翌年の目標を設定する時に、きちんと計画を立てるべきだった。
この本は「能率手帳」で有名な能率協会マネジメントセンターが、仕事に必要な「計画力」と、計画を実行するのに必要な「習慣力」を強化するためのコツをまとめたもの。
両方とも私には足りない能力だ。
どんな厳しいアドバイスが書かれているのかドキドキしながら読んでいくと、『想定したような成果が出なかったら、計画に問題がある』と書かれていたので安心する。
どうやら私の能力が足らなかったのではないらしい。
目標を達成できる計画を立てるためには、「ニーズ」と「シーズ(自分の持っているスキル)」から状況を把握することが必須。
残念ながら、今のところ、私の執筆能力よりも編集能力の方がニーズがあるようなので、このままライティング・アドバイザーとしての実績を積み上げてから、改めて執筆の世界に参入する方がいいのかもしれない。
『計画というのは、立案した時点でのさまざまな状況・条件に基づくものだから、状況が変わってしまったなら、当然、軌道修正が必要になる』
……この言葉に勇気づけられる。
計画を実行するには「習慣力」が必要だが、新しい習慣が定着するには3週間かかる。
この本では、計画遂行に役立つ5つの習慣「早起き」「一駅ウォーキング」「寝る前のTODOリストづくり」「大きな声であいさつする」「1日1つ新たな言葉貯金」を例に、9つのステップに分けて習慣づける方法を提案している。
21日間は長いように思えるが、9段階にすると、楽に新しい習慣を定着させられそうだ。
能率手帳の話は全然出てこないが、手帳に書き込むと便利使なアイデア満載の本だ。
『仕事が早くなる!計画力&習慣力』 日本能率協会マネジメントセンター 発行
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