……2005年ごろから広まった言葉。
効率よく暮らす技術は、今や、ビジネスマンだけでなく、学生、主婦、高齢者……どの世代にも必要だ。
そして、パソコンや携帯電話などのデジタル機器を使って合理的に仕事をする技術が『デジタル・ハック』。
著者は舘神龍彦さん。
当サイトでは「システム手帳の専門家」のイメージが強いが、『仕事のパソコン再入門(光文社新書)』『パソコンでムダに忙しくならない50の方法(岩波書店)』などの著書がある。
パソコン仕事術の専門家でもある方だ。
この本の特徴は『34ある方法の中から自分にフィットした方法を見つけてもらい、使っていただければよい』と、著者本人が言い切っているところ。
仕事術の本は「このやり方を!」と高圧的で暑苦しいものが多いのだが、これは助かる。
私の場合、職場は共有パソコンなので「起動時にTODOリストを表示」や「ファイル・URL・タスクを一元管理」は難しい。
しかも、妙に移動が多いので、「Googleカレンダーで自分の予定を公開」は、出先によると、自分が予定を確認できない恐れもある。
しかし、「仕事別にファイルやWebサイトのショートカットを、1つのフォルダにまとめる」や「初対面の相手に即メールを送る」。
「フォルダやアイコンの色や形を変えて見やすく」や「近況をBCCで同報」などは、自宅の執筆用パソコンでもできる。
面白いのは、『おまけのハック』で「ビジネス書の今後のトレンド」について、熱く語っているところ。
「アニメ・特撮系」……面白い着想だ。
ついでに言うと、私個人としては、「現在の自分を冷静に分析しながら、状況に応じて、仕事の方法や目的、自己評価を微調整する」……「高速棚卸再構築系」仕事術。
この系統の本が出てきてほしいのだが。
『デジタル・ハック』 舘神龍彦 著 中経出版
ラベル:仕事術
【関連する記事】
- 『ほんとうの日本経済 データが示す「これから起こること」』
- 『基軸通貨 ドルと円のゆくえを問い直す』
- 『つくる仕事の一日』
- 『ずるい!ChatGPT仕事術』
- 『外資系コンサルが×AIのプロが教える 生成AI時代の「超」仕事術大全』
- 『ChatGPT攻略』
- 『実家スッキリ化』
- 『仕事でSNSを使いたいけど初心者の「やらかし」が怖いので弁護士さんに気になるこ..
- 『「AIクソ上司」の脅威』
- 『スピードも質も上がる!一生役立つ仕事術100』
- 『暮らしのヒント集3』
- 『インフレ・ニッポン』
- 『省エネのプロが教える みんなの節電生活』
- 『「国の借金は問題ない」って本当ですか?』
- 『ウクライナ・ショック 覚醒したヨーロッパの行方』
- 『すぐやる人のビジネス手帳術』
- 『最新版 定年までに知らないとヤバイお金の話』
- 『キーワードでまるごとわかる投資の教科書』
- 『人生が変わる紙片付け!』
- 『結局、老後2000万円問題ってどうなったんですか?』
ご指摘の「おまけのハック」は、他の著者には書けない内容だと自負しております。
ありがとうございました。