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2014年05月03日

『デジタルデトックスのすすめ』

パソコンやスマホなど、IT機器なしでは今の生活が成り立たない。


でも、IT機器との適度な距離感をとって生活できないものだろうか。

この本の著者はフリー編集者兼ディレクター。
2011年の約1年間、家財と定住所を持たずに50ヶ所のシェアハウス、シェアオフィス、SNSの知人の家を渡り歩く生活実験「ノマド・トーキョー」を敢行。
「居住地が決まってないとできない住民税の支払いとか、確定申告はどうしたんだろう」との疑問はさておいて。

「ノマド・トーキョー」は、シェアハウスやシェアオフィス、打ち合わせ用できるカフェと取引先が密集した「東京」という特殊な土地柄と、ノートパソコンと、スマホ、SNSを介した著者の豊富な人脈があってこそ、実現できたのだろう。

その著者が2013年9月の1ヶ月間、SNSやネット検索をやめて「デジタルデトックス生活」を敢行して要点をまとめたのが、この本だが。
著者の生活環境なら「デジタルデトックス生活」は難しくない。
テレビのニュースを見、最寄の図書館で最新の新聞各紙を読み、仕事柄、ほとんどの取引先は情報産業が密集した東京都内だから担当者に直接会えばいい。

SNS・ネット漬けの「ノマド・トーキョー」が1年、「デジタルデトックス生活」は1ヶ月。
「東京」でもネットに頼らず生活するには限界があるようだ。

「就寝2時間前にパソコンと携帯の電源を切る」「スマホのアプリの削除」「OSの再インストール」「SNSのつながりの整理・カット」……紹介されているデトックス方法は無難で、「デジタル生活で実感のなくなった身体感覚を取り戻す」ために登山、滝行、阿字観瞑想、水泳などがお勧めだそうだが。

街路樹を見てハナミズキのピンクの花の美しさに季節を初夏の訪れを感じたり、「今日のカレーは炒め玉葱多めにして正解」と自画自賛するレベルではいけないのだろうか? 
著者の主張はわかるのだが、妙な「ズレ」を感じる本だった。

『デジタルデトックスのすすめ』 米田智彦 著 PHP研究所
ラベル:スマホ
posted by ゆか at 22:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 本読みコラム | 更新情報をチェックする
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