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2014年05月06日

「リーガルパッド使い」出現!

「開店3周年記念のプレゼントです。一緒に袋に入れときます」


先日、大阪・梅田の「無印良品」で買い物をした時、店員が差し出したのは1冊のノート。
茶色のボール紙っぽい表紙にグレーの背クロス。
「植林木ペーパーノート」です。

6mm横罫、5冊組で200円。
「安い」「シンプル」「デコレーションできる」と人気のシリーズだけど、B5サイズなのが惜しい。
私はA4サイズのレポート用紙ユーザーなんですよ。
夫はA5ノートユーザーだし。
しょうがないなあ。実家に持っていくか。

コピー機で有名な『富士ゼロックス株式会社』の『かみの小ワザ』コーナーによると、昭和4年にJIS規格(日本工業規格)で定められた紙のサイズは2種類。
ドイツ工業規格を採用した国際基準の「A列」と、江戸時代の公用紙「美濃紙」の大きさに由来する日本固有の規格「B列」。
平成5年、役所で使用する紙が「B列」から「A列」に統一され、企業の書類もA4サイズが基本になりました。

もらう書類のほとんどがA4になり、私もA4のレポート用紙を使うことに。
背が綴じられたノートじゃなくてレポート用紙なのは、メモしたものをカテゴリごとに分類して、清書せずに即ファイリングできるから。
レポート用紙のメーカーはその時々で違うけど、必ず紙は白地。
コピーやFAXに写らない水色の5mm方眼罫のものを使います。

ただ、ノートのサイズには「個人の好み」が強く出ますね。
例えば夫は「iPadと一緒に持ち歩きやすいから」と、A5(148×210mm)のリングノートを愛用。
打ち合わせ相手のノートを観察していると、B5(182×257mm)のリングノートか無線綴じノートを使う人が多く、A4(210×297mm) のノートユーザーは少数派。
メーカーではコクヨの「キャンパスノート」の愛用者が多かったのですが……

今回の打ち合わせの場所で、相手が机の上に広げたのは黒いレポートパッド。
紙は黄色。

えっ! リーガルパッドを使うのか? 

実はリーガルパッド(アメリカのレポート用紙)は大変使いにくい。
私も挑戦したことがありますが。
黄色の派手な紙に、箇条書きを強制する赤の縦罫線と濃い青の横罫線のレイアウト。
そして、独特な紙の大きさ「レターサイズ」に悩まされて挫折しました。

『IT用語辞典バイナリ』によると、アメリカの事務用紙として標準的なレターサイズは8.5×11インチ(約216×約279mm)。
A4判に比べて幅が6mmほど広く、縦に18mmほど短い。
問題は、この「6mmほど幅が広い」こと。
A4のクリアホルダーから紙がはみ出るし、クリアファイルに紙が収まらない。
難儀なサイズです。

これを実際に使う人に初めて出会ったけど。
いったい彼はリーガルパッドを、どんなふうに使いこなすのか……

話をしながら図や箇条書きで論点をまとめていくところは、私と同じだけど。
赤の細字のサインペンで、リーガルパッドの赤の縦罫線と濃い青の横罫線を完全に無視して、好き放題に字や図を書いています。

うーん。こういう大胆さが私には足らんなあ。

大体の話がまとまったところで、彼はリーガルパッドをちぎって「これを参考にして、次回までにアイデアをまとめてみてください」と私に差し出しました。

そうか。「相手に書いたものを渡してしまう」と最初から割り切って使うなら、もっと自由に使えるんだ。
リーガルパッドって。

黄色の紙と独特のサイズは、大量の資料の中でも目立って見つけやすい。
アイデアを作成した後は破棄するから、保管の心配はしなくていい。

勝負しに打ち合わせに行ったわけでもないけれど、文具好きとして、いろんな意味で「負けた」気がします。
ラベル:ノート
posted by ゆか at 18:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 文具コラム | 更新情報をチェックする
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