システム手帳のバインダー部分と革カバーの部分をつなぐ金具が折れ、自力では修復不可能。
修理に出すべきかなあ。
今まで使っていた「ブレイリオ」の手帳は、それほど高くないものだったし、革カバーとリングが当たる部分に保護革がついていなかったから、使っているうちに内側の革の部分が傷ついてきている。
修理しても手帳カバー部分に穴があくのも時間の問題かも。
『北摂叢書』のビジネスプランが「おおさか地域創造ファンド」に採択されたことだし、自分へのご褒美代わりに手帳を新調してもいいかもしれない。
ということで、新しいシステム手帳探しがスタート。
それにしても、今の時期に新しいシステム手帳を選ぶのは難しい。
7月は9月はじまり手帳シーズンのスタート時期ですが、綴じ手帳が中心でシステム手帳は少ない。
あってもリフィルを大量収納できるリング径の太いものが多い。
必然的に手帳そのものが重くなるのです。
軽い手帳がほしいのに。
とりあえず、分離した手帳カバーに金具もろともリフィルをはさんで使ってるけど、新型のシステム手帳が出そろう年末の手帳シーズンまで待っていられない。
仕方がない。Facebookのグループの皆さんに助けを求めよう。
『手帳・手帳術が大好きな友人・知人(みなさんの友人・知人で、手帳・手帳術大好きな方がいたら、誰でもこのグループに招待OK)』で質問。
『リング径が15mm以下で、立ったまま書ける表紙。材質は牛革で表面に継ぎ目がなく、黒かネイビーで女性向けの手帳って、なかなかないですね。今、シーズンオフなのはわかってるけど、金具部分の具合が悪くなっているので早く新しい手帳を見つけなくては』
さっそく『女性向きかはわかりませんが』と言いながら、ファイロファクスの薄型手帳を紹介してくださった方がおられました。
『アシュフォードも13mm径のシステム手帳が豊富です』
……おおっ、これはありがたいアドバイス。
さっそく『ファイロファックス』と『アシュフォード』のサイトへ。
気に入ったのはアシュフォードの「ローファー」。
リング径11mm、牛革(水牛)重さ約150gで軽い。
カバー部分もリングと接触するところに保護革もついてる。
黒の表紙に紫のステッチがきれい。
値段は手頃だけど水牛革製。
確かに「牛革」ではあるけれども、普通の牛革とどう違うんだろう?
好奇心にかられて買ってみましたが。
届いた箱をいそいそと開けて……一瞬、めまいがしました。
強烈な革の匂い。
確かに革製品は使い始めに匂いがしますが。
持っているうちに手に匂いが移って、手を洗いに行くなんてことは初めてです。
うーむ。これは難儀だ。
黒革に紫のステッチは、名刺入れと同じデザインで気に入っているのに。
注意書きには「革独特の匂いがすることがあります」と書いてあるから、「匂いがする」と返品するわけにもいかない。
たまたま匂いが強いものに当たったのかもしれないけど、程度問題でしょう。
『Yahoo知恵袋』で「革の匂いの取り方」について調べてみましたが、革の匂いの正体は、なめし剤の匂い。
「下手に消臭剤をかけると変色するので、風通しのいいところで陰干しすると自然に匂いが消えます」とある。
難儀なことになったな。
手帳を立てて開き、窓を網戸にして、自分の部屋で陰干ししてみましたが、外出して帰ってみると、部屋の中が革の匂いで充満してる。
あわてて扇風機を回して空気を入れ替えました。
半月ほどして少し匂いが弱まってきましたが、まだ鞄に入れたままだと鞄に匂いが移ってしまう。
軽いし手触りは気に入っているので、今も帰宅して即座に手帳を鞄から取り出し、風通しのいい玄関先に置いています。
こうなると、手帳のポケット部分に、活性炭入り靴の中敷でも入れた方がいいかもしれない。
当分革の匂いとの戦いが続きそうですが、必ず勝ってみせます。
ラベル:手帳