カンミ堂「テンミニッツ手帳」。
仕事をはじめる前の10分間で、その日のTODO(やるべきこと)を付箋に書き出し、重要度順に並び替えて貼り付けて管理する文具「テンミニッツ」を作るメーカーですが、2011年に「テンミニッツ」専用手帳を発売。
人気の手帳の一つになりました。
9月1日に発売された来年の「テンミニッツ手帳」は、布地のような質感の薄いブラウン地に『Time Managiment Schedule Book 2015 10min.』の金箔押しの表紙で上品なデザイン。
厚さ7mm、軽さも魅力的ですね。
『株式会社カンミ堂』サイトによると、この手帳の使い方は、専用付箋ボードに付箋1枚につき、1つの予定を書く。
色は「TODO」がイエロー、「やりたいこと」がピンク、「アポイント」がブルー。
付箋のMサイズが60分、その半分の幅のSサイズが30分、Mサイズの倍の幅のLサイズが120分として、所要時間を見積り、優先度の高い順に手帳に貼っていきます。
『タスクの内容に即した色・サイズのふせんに書いて手帳に貼ることで、自分がどんなタスクを抱えているのか、それぞれどのくらいの時間がかかるのか、ひと目で分かりやすくなります』
予定変更は付箋をはがして貼りかえるだけなので簡単です。
「テンミニッツ手帳」は「すべてを付箋に書いてしまうため、手帳そのものに字を書き込まない」という珍しいタイプの手帳。
確かに予定変更の多い人には便利な手帳ですが……。
『ふせんでタスクをかたちにすると、自分の空き時間(ほかの仕事に取り組める時間)も一目瞭然になります。空き時間は、【急ぎではないけれどやりたいこと】に取り組むチャンス。時間が空くと、つい【重要ではないけれどやらなければいけないタスク】を選びがちですが、そこで「やりたいこと」を予定に入れる習慣をつければ、手つかずになりがちなタスクもしっかり実行していけるようになります』
サイトにはそう書いてあるけれども。
最近「そんなに「やるべきこと」「やりたいこと」で、1日を埋めつくす必要があるのかなあ」と思うのです。
30代半ばの頃は「予定の空白」があると、なんとなく不安になって「やりたいこと」を「やるべきこと」変換して書き込んでいましたが。
その頃は義母の遠距離介護を抱えていて、義母の具合が悪くなったりすると予定が狂いがちで、自分で決めたスケジュールを守れなくて自己嫌悪に陥ることが多く、結局手帳に予定を詰め込むのをやめてしまいました。
今は「最低限これができれば合格」と、「余力があればやりたいこと」で、スケジュールを管理。
40を過ぎると体力や集中力が衰えるので、20代30代の時より「余裕を持たせる」ことを心がけています。
最近は予定変更が増えたので、手帳用筆記具を油性ボールペンの三菱鉛筆「パワータンク」から、消しゴムで消せるコクヨの「鉛筆シャープ0.9mm」に切り替えたところ。
今後ますます予定変更が増えそうなので、来年の手帳は「テンミニッツ手帳」を使おうか……と思ったりもしますが、買った途端に昔の「予定埋めつくしたがり病」が再発しそうで悩んでいるところです。
ラベル:手帳