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2014年10月04日

『戦略思考トレーニング』

「何をやらかすかわからん人」と言われることが多い私だが「発想力」は乏しいらしい。

例えば、この本の冒頭の質問。

「ペットを飼う家庭が増えたのにドックフード販売会社の社長は「最近、売上が下がっている」と悩んでいるがなぜか?」。

私は「ペットブームに便乗して販売会社が増えて過当競争に陥った」と考えたが。
「正解」は「大型犬ブームが去り小型犬ブームになったから」。

納得がいかない。
これが「正解」なら、大型犬を処分して、その代わりに小型犬を飼う家庭が増えたことになるが、それは考えにくい。
小型犬ブームが起きると犬の総数が増えるので、ドッグフード販売会社は儲かるはず。
むしろ「愛犬が死んだ後、散歩の手間がない猫や鳥を飼う家が増えた」の方が「正解」かもしれない。

でも、この本の「正解」以外の答えを出した人は「常識にとらわれすぎ」。
または論理重視の「左脳型人間」で発想力が乏しいらしい。

ふん。いいや。発想力貧困でも……半分いじけながら読み進める。

戦略コンサルタントが書いた『クイズを解きながら読み進めていくうちに、戦略思考力を身につけられる』本だが、数字が絡んだ問題では、なぜか「正解」が多い。

結局、私は発想力貧困ではなく「左脳型人間」だった。
経理は論理的でなければ勤まらない仕事だから、当然「左脳型思考」になる。
これは仕方がない。
ちなみに常識にとらわれない発想をする「右脳型人間」は営業やコンサルタント向きだそうだが、そんなに「左脳型人間」はダメだろうか。

この本には釈然としない「正解」が多い。
しかし「フェルミ推定」は興味深かった。
商工会議所では担当中小企業診断士が「商品単価」「仮想売上数」「利益率」をExcelに打ち込む。
「この数字を目標にしてほしいですね」と言われる。
この「仮想売上数」の根拠がわからなかったのだが、それは「フェルミ推定」で計算されていたのだ。

たとえ仮説であっても「売上目標」は必要なので、やはり企業には「左脳型」と「右脳型」の両方が必要だと思う。

『戦略思考トレーニング』  鈴木貴博 著 日本経済新聞社
ラベル:戦略
posted by ゆか at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 本読みコラム | 更新情報をチェックする
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