最近、他人様の使っている文具が非常に気になります。
といっても、最新の高級文具の話ではありません。
文具店やスーパーやコンビニで普通に売っている文具を、ごく普通の人が工夫して使っていることに気づいたのです。
「ほほう。3Mのショッキングピンクの付箋ね。注意喚起には効果があるんだけど、字は黒マジックで書かないと読みにくいな」とか。
「この人はゼブラのオプテックス(カートリッジ式の蛍光ペン)を愛用か。でも、なんで黄色やブルーじゃなくてオレンジなんだろう」とか。
「自分でリングノートに項目別タブシールを作って貼ってるのか。几帳面な人だなあ」とか。
自分が買わない文具を思わぬ用途で使っていて、感心することが多いのです。
一般の人が使うボールペンで、よく見かけるのは、相変わらず三菱鉛筆「ジェットストリーム」ですが、このところ増えてきたのはパイロットの「アクロボール」。
しかも多色ペン。
「アクロボール」は「ジェットストリーム」シリーズと同じ「低粘度油性ボールペン」と呼ばれるもの。
書き味の滑らかさが特徴です。
『株式会社パイロットコーポレーション』によると、この6月に多色ボールペン「アクロボール2(2色)」「アクロボール3(3色)」「アクロボール4(4色)」が発売されています。
「アクロボール」に使われているのは「なめらかで濃い筆跡」「書き出しのよさ」が特徴の通常の油性インキの約5分の1の粘度に抑えた「アクロインキ」。
単色の黒を試し書きしたことがありますが、独特のタイヤパターンのラバーグリップは、ジェットストリームより若干柔らかく、書き心地は「ジェットストリーム」より「水っぽい」感じで少し硬い。
ゲルインキボールペンと油性ボールペンの中間といったところ。
ゲルインキの「ハイテックCコレト」や「フリクションボール」では「ちょっとしんどい」と思う若干筆圧の高いユーザーに人気なのかもしれない。
「アクロボール」多色ペンのボディカラーは……
極細芯0.5mmタイプのペン軸がノンカラー、クリアソフトピンク、クリアソフトブルーの3色。
0.7mmタイプのペン軸がノンカラー、ブラック、クリアブルー、クリアソフトピンク、クリアソフトブルー、クリアソフトグリーンの6色。
どれもきれいな色。
ちなみに10万回挟んでも破損しない可動式の「リフトクリップ」がついているので、バッグのポケットやスーツのポケット、ノートに取りつけて持ち歩ける。
なるほど。実用主義のユーザー向けですね。この商品。
最近、文具雑誌では最新文具や高級文具や女子文具の特集ばかり組まれているけれど。
本当は「どこにでも売ってるし、高いやつじゃないけど使いやすいから」と、定番の文具を使い続けている人々が、この国のハイレベルな文具文化を支えているのかもしれませんね。
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2014年11月08日
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