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2014年11月15日

『情報を捨てるセンス 選ぶ技術』

この本によると、人は毎日1万件以上の「小さな決断」をしているそうだ。
本当だろうか?

朝起きて暖房のスイッチを入れるか?
何を着るか?
朝食は何?
洗面所で使う化粧品は?

「無意識に選んでいる」ものを入れたら、やはり1日で1万回ほど「決断」しているかもしれない。
時々「思ったより暑かった。今日の服選び大失敗」というケースもあるから、なるべく「正しい決断」をしたい。

この本の著者はロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ教授。
膨大な量の情報にさらされる現代人が「選択の達人」になるための方法が書かれた本なのだが。

『選択の達人になるとは、情報の収集、選別、調査分析をうまくこなし、誰を信じ、誰の助言に耳を傾けるべきかをしっかりと見定め、さまざまな選択肢をきちんと分析し、異なる意見を比較評価できるようになることだ』

難しい。
冒頭の部分で挫折しそうになったが、「正しい決断をしたい」一心で読み進める。
10段階のステップを踏んで、その行動を習慣化すると「選択の達人」になれるらしいが。

海外の事例ばかりなのでピンとこない部分が多いし、数字の裏読みや、ネット情報の深読みの方法は知っている。
ただ「判断を間違わない」ためには何が一番必要なのかがわからない。
読書を中断して、休憩がてらコーヒーを淹れた時、「お前は思い込みが強い」という夫の言葉を思い出した。
そうだ。情報の精査はできるがネガティブ気味に捉える癖。
一番問題なのはそれだ。

解決策はステップ9『自分という“受信機”をチェックするポイント』。

「血糖値」「睡眠時間」「意志決定時の自分の感情」「即決しない」「自分の思考の癖」「仕事のストレス要因」「少しの間PCやメールから離れる」「決断を減らせないか」「自分以外に決断できる人がいないか」

思考の癖だけでなく、健康状態が「判断を大きく左右する要素」というのが意外だったが。
「正しい判断」をするために、すぐにできそうなのは「規則正しい生活」。
がんばってみよう。

『情報を捨てるセンス 選ぶ技術』 ノリーナ・ハーツ著 講談社

ラベル:データ
posted by ゆか at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 本読みコラム | 更新情報をチェックする
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