方法を見直さなければならなくなった。
今年7月誕生したばかりの「おおさか地域創造ファンド」採択事業『北摂叢書』は、「本は出したい人だけが出版するべき。公立図書館が所蔵を認めない分野の本は出版しない」新業態の地域限定出版支援・アーカイブ事業。
その一方で、豊中市市民公益活動団体情報掲載団体として、著作権セミナーや子どもたちに「本」に親しんでもらうイベントも行う『北摂叢書』は、公益財団法人大阪産業振興機構、豊能地域活性化協議会、豊中商工会議所、豊中市地域経済課、豊中市コミュニティ政策室、豊中市市民活動情報サロン、豊中市立図書館など、多くの公的機関と関わっているだけに、代表者として、これまでとは違う「情報の出し方」をしなければならないのだが、方法がわからない。
この本の著者は「東京PRアカデミー」を主宰するPRコンサルタント。
「訳ありグルメ」「トマト鍋」ブームを仕掛けた「ぐるなび」の広報グループ長だった人。
中小企業が自社の商品やサービスをPRするための秘訣が書かれているのだが。
いきなり『リリースはまったく読まれていない!?』という衝撃的な言葉に出くわす。
これまでPRの有力な手段とされていたニュースリリースが役に立たないとすれば、どうしたらいいんだろう?
「記者やディレクターと広報担当者が「飲み会」で個人的な人脈を築く」
なるほど。最近、新製品情報で広報担当者個人がマスコミに登場することが増えたのは、そのせいなのか。
しかも「新聞記者」「雑誌記者」「ライター」「TVディレクター」「ブロガー」は、それぞれ「付き合い方」が違うらしい。
えらいことになった。
事業だけでも忙しいのに……。
仕方がない。とりあえずニュースリリースは、これまでの「勝てる場所を選ぶ」方式でいくことにする。
「これからの広報者のふるまい方」が赤裸々に語られているので、マスコミにPRしたい人にはお勧めの本だ。
『新しい広報の教科書』 栗田朋一著 朝日新聞出版
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