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2007年05月15日

新たなる名刺

『肩書きなどのご変更がございましたら、ご訂正ください』……
 
 文藝春秋文春文庫部の担当者の方から、文庫版掲載用原稿の確認依頼状が届きました。

『祖母ハンナ・オコンネルと私』が、04年版ベスト・エッセイに選ばれてから3年。
その間に、いろいろありましたが……

結局、肩書きを『Webコラムニスト』にしました。
妹に「最先端なイメージもあるけど、なんか軽い感じもするよね」と笑われましたが。

これを機会に名刺を一新。
行きつけの名刺屋に出かけて、修正した名刺原稿を見せると、「Webコラムニストですか。また出世しましたね」と、年配の店主は笑いました。

『アレルギーと生きる』を出版して以来、ずっと同じ名刺屋にお世話になっています。

私の名刺は、オフホワイトの紙に濃いグレー。
斜体の丸ゴシック体の文字。
表には肩書きと名前と連絡先。
裏に受賞歴や出版歴などが、ぎっしりと書き込まれた平凡なもの。

最近では、パソコンソフトも充実しているし、鮮やかなカラー名刺や似顔絵や写真入りの名刺を、名刺屋に頼まなくても、安く自分で作れますが……

ある会合で、差し出された自作名刺を、「パソコンで作られたんですか。よくできてますよね」と苦笑しながら受け取った人がいました。

その人に、私は名刺屋で作った名刺を渡したのですが……。
その人は、私の名刺の裏を見て、「立派なお仕事をされているのですね。今後ともよろしくお願いいたします」と丁寧に挨拶しました……

やはり、名刺は侮れない。
特に役所関係の人は「名刺で人を見る」傾向が強いので、皆さんも注意しましょう。

私は美術が「2」だったので、字体選びやレイアウトデザインを、自分でできる自信がなくて、プロの名刺屋に頼んだのですが、それが正解。
名刺の内容も、店主に相談に乗ってもらっています。

時々、「ここは、もっとハッタリきかせましょうよ」と言われたりして。
「でも、それは、ちょっとおおげさすぎるんじゃ」と躊躇すると、「まずはハッタリです。実力なんか後からついてきますから。あなたは、才能あるんだから、もうちょっと、しっかりしてくださいよ」と説教される始末。

……うーん。そういうものなのでしょうかねえ。

その名刺を収納するのが名刺入れです。
一般的には「最低20枚は収納できること」「いただいた名刺と自分の名刺を分けて入れるための仕切りがついていること」が条件。
あとは、プラスチック、金属、合皮、革など、個人のお好みしだい。

私の名刺入れは、通販で買った『GRANTS of DALVEY(スコットランド製)』と、百貨店で買った『JEFF BANKS』の2つ。

『GRANTS of DALVEY』は、銀色のステンレスの本体と、金色に輝く真鍮の鹿のレリーフのコントラストが美しい……ですが。

美しいだけに、傷がつきはしないか、気になってしかたがない。
とうとう布で「名刺入れカバー」を作ってしまったりして。
今はカバーに収まって、おとなしく家で待機中。
時々取り出しては磨き、ながめています。

一方、普段活躍しているのは『JEFF BANKS』。
黒の牛革のシンプルな名刺なのですが、縫い目の糸と裏地が紫というところがポイント。
傷がそれほど気にならず、補修も楽なので、がさつな私にぴったり。

どちらかというと、私は、「淑女のステーショナリー」より「紳士の書斎」志向が強いので、男っぽい文具ばかり選んでしまいがちなのですが。
名刺入れ選びは難しかった。

実は、女性向けの品のいい名刺は少ないです。
赤やらピンクやら花柄やらキャラクター柄ならいいってわけじゃない。
「女性らしさ」と「知性」のバランスが大事。

最近は、伊東屋のオンラインショップが、名刺入れを豊富に用意しはじめました。
名刺10枚収納の薄型『単名刺入れ』や、30枚収納の『ボックス型名刺入れ』。
『100枚名刺入れ』など。

色鮮やかなイタリアン・カラーのジョルジオ・フェドン。
オリジナル革小物『カラーチャート・シリーズ』は上品なパステルカラー。
『シグネチャー・シリーズ』のシンプルで上質な黒……
見ていて楽しい。

私は、
『銀座・伊東屋オリジナル文房具』『やる気になったか伊東屋』などで、伊東屋の悪口ばかり言っているような印象があるかもしれません。

……実は、伊東屋の品のいい文具は大好きなのです。
関西在住で東京の伊東屋に行けないけれど、文具はほしい。
思いがつのり、ついつい変なことを書いたりするわけです。
……まあ、愛情の裏返しのようなものだと思ってください。

私は物を選ぶ時、可能な限り資料を集めて、実物を見て、慎重に決めることにしています。
一つには、物持ちがいいため、いったん選んだものと、そのまま十年はつき合うはめになってしまうので、後悔したくないこと。
そして、もう一つは、そうして全力をつくして真剣に物を選んだ「その時の自分の目」を信じたいからです。

さて、完成した新しい名刺。
最初に使うのはいつなのか……今からわくわくしています。
ラベル:伊東屋
posted by ゆか at 15:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常コラム | 更新情報をチェックする
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