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2015年09月20日

『成功の神はネガティブな狩人に降臨する』

成功者=ポジティブのイメージが強い。
ネガティブな私には、このタイトルが妙に引っかかった。

著者はTBSテレビのバラエティプロデューサー。
『さんまのスーパーからくりTV』や『中居正広の金曜日のスマたちへ』などの高視聴率番組を手がけた著者が、冒頭で『実は、僕は自分の企画が会社に採用されたことが、ほとんどありません』と書いている。
タイトルも妙だが、この発言も不思議な感じがした。

実は著者は「企画を「採用・不採用」の基準で考えるのではなく、自分で企画が実現する環境を作り上げている」らしい。
「自分のやりたいことができれば勝ち」という考え方。

例えば、著者が今挑戦しているのが「番組の0次利用」。

テレビの世界では企業が広告料を出して番組放映時間枠を買い取る。
この広告料を使って番組を制作して放送するのが「番組の1次利用」。
「番組の2次利用」は放送後にDVDや関連グッズなどを売るもの。

著者が目指しているのは「番組の1次利用」前の状態の「番組の0次利用」。
協力企業を巻き込んでコンテンツを制作して、テレビでコンテンツの一部を流し、Youtubeでコンテンツの全部を見せて、面白く話題になるものを作り出そうという試みだ。
今はバラエティ番組だけだが、ゆくゆくはアニメ・音楽・出版・映画などと連動させるらしい。

放映される番組の長さを短くして、Youtubeに広告を載せれば、企業も番組制作費を安くすることもできる。
面白いアイデアだと思う。

ところでタイトルの謎だが、著者の考えでは「ネガティブ」と「前向き」は矛盾しない。
「後ろ向き」は「リスクをとらない」ことで、「肯定的」で「積極的」にリスクを取って、「前向き」に考えて、新しいものを作ろうとすると、さまざまなトラブルを事前に想定して先手を打たなければならない。
そこで「ネガティブ」が必要になるというわけだ。

「前向きなのにネガティブ」と言われる私も、この本を読んで「いろいろと大変だけどがんばろうか」と勇気がわいた。

『成功の神はネガティブな狩人に降臨する』 角田陽一郎 著 朝日新聞出版


ラベル:企画
posted by ゆか at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 本読みコラム | 更新情報をチェックする
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