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2015年10月25日

色鉛筆と伝承

「「北摂叢書」には「大阪勧業展」に出展してもらう」

公益財団法人大阪産業振興機構「おおさか地域創造ファンド」から指令が出ました。

「北摂アントレ(豊能地域ファンド採択事業の経営者親睦会)」で「大阪勧業展」について話を聞いてみると……

「主催が大阪と堺の商工会議所で、出展者も大阪と堺ばっかりだから、うちと商圏違うし」
「試食禁止だから」
「即売できないからねえ」

「気の毒に」と言わんばかりの反応。

「わかりました。日頃の営業の気力不足の罰として、2日間、朝から夕方まで、通路に棒のように一人で立っとけばいいんですね」
「違います。チラシを配って、興味を持ってくれた企業さんと名刺交換するんです」

豊中商工会議所「大阪勧業展」担当者に叱られる危なっかしい出展者。

本格的な展示会は不慣れで、勧業展の前日の時間内にディスプレーを完成させられず、翌朝、担当者に開会時刻直前まで手伝ってもらい、ようやく格好がつきました。

「大阪勧業展」当日、前代未聞の出展者「北摂叢書」への入場客の反応はさまざま。

「布貼り銀箔押し紙箱つき社史か!」と嬉しそうに手に取る年配の経営者。
「竹尾(文具愛好家の間で有名な紙商社)の見本帳! 我が社の製品も扱ってください」と売り込みをかける紙メーカー。

「北摂アントレ」を代表して、激励に来られたイーベルスベルク株式会社の東忠男社長。
豊中・千里中央で11月14日開催「とよなか産業フェア」の絵本ワークショップの打ち合わせに来られた豊中市産業振興課の担当者。
来ていただけるだけでもありがたいことですね。

思わぬ反響は文章サンプルの『商工ニュースたかつき(高槻商工会議所発行)』。

「私は三島の人間ですが、豊中も高槻も同じ北摂。一緒に何かやれるんじゃないでしょうか」

「北摂叢書」の斜め前のブースで出展していた「有限会社楠本書院」の楠本広子社長は、高槻市で32年、賞状や経営理念などの「筆文字を書くこと」が仕事の書道家。
大阪府中小企業家同友会大阪北ブロックの憲章・政策委員長を務められている方で、高槻市や同友会の経営者の皆さんを次々と紹介してくださいました。

そして、一番人を集めたのは「オリエンス、色鉛筆お試しコーナー」。

『文教都市・豊中から生まれた絵本型イベント販促ツール「オリエンス(意匠出願済み)」』
『豊中市共催事業「みんなで作ろう!ミニ絵本」好評開催中』
『第5回日本文具知識能力検定合格者の文具愛好家が選んだ200色の色鉛筆をご自由にお試しください』

奇怪なキャッチコピーと、子どもが絵本を描いている写真をちりばめたパネル、「黒紙専用色鉛筆」を中心とする200本の色鉛筆の展示。

「我が社の商品がこんなに!」と大喜びしたのは三菱鉛筆の営業担当者。
「ダーマトグラフか。懐かしい。よく測量に使った」と目を細める建設業の経営者。
「このグレーのラインが入った色鉛筆一揃い、おいくらですか」と真剣な老婦人。

「今はシャープペンの時代だから、もういらない技術だけど、これだけの数の色鉛筆を集めた人なら、何かの役に立つかもしれない」と、戦前から伝えられている「鉛筆を削らずに均一な線を引き続ける技術」を教えてくださった元・航空機の設計士。

2日間、ずっと立ち続けで疲れたけど、たくさんの方のご好意をいただいた貴重な2日間でした。
ラベル:色鉛筆 絵本
posted by ゆか at 01:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常コラム | 更新情報をチェックする
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