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2017年03月17日

好機

換気扇が奇妙な音を立てて回りはじめました。

止まっては動く。動いては止まる。

「寿命やな。風呂の換気扇」
「5年前、修理の人が「これが最後の部品です。妙な音がしたら覚悟してください」って言ってたから。築18年では諦めんとしょうがないか」

風呂の換気扇が止まれば、家中がカビだらけになってしまいます。
モーターで回るものだから発火しても困る。
トイレも水の流れが悪くなっているし、6年前に買った当初から洗面台に収納が少ないのが不満だったし。

リフォームは中古で買ったマンションの宿命。
国土交通省が平成28年10月からはじめた「住宅ストック循環支援事業補助金」を利用してリフォームすることにしました。

「開口部の断熱改修(ガラス交換、内窓設置、外窓交換、ドア交換)」
「外壁、屋根・天井又は床の断熱改修」
「設備エコ改修(エコ住宅設備のうち、3種類以上を設置する工事)」

我が家は「設備エコ改修」にあたります。太陽熱利用システム、節水型トイレ、高断熱浴槽、高効率給湯機、節湯水栓のうち、どれか3種類を同時にリフォームするのが助成の条件。
風呂の床が傷んでいたのでユニットごと交換して節湯水栓にして、トイレを節水型に。

「車椅子のためのバリアフリー工事はしますか?」
ショールームで業者に聞かれても「車椅子で生活する自分」がイメージできなくて困惑。
介護していた義母は、今考えると透析で手が不自由だったものの、足腰は比較的丈夫だったようです。
「さあ?」としか答えようがない。

「奥さん、浴室の壁の色や設備は、どんなご要望で」
「シンプルで明るく、掃除しやすかったらいいです。下手に凝った什器つけると売れないし」
「こらっ!家を勝手に売るな!」

ファイナンシャルプランニングでは、「自宅の資産価値」を算出するのは基本。
特に我が家は子どもがいないので、いずれ「持ち家の処分」は問題になります。
老後資金の準備額が不安でも、自宅に資産価値があれば「売却して老人ホームに入る」「リバースモーゲージを活用する」などの選択肢がありますから大丈夫。
楽しいマイホーム暮らしをしている人には申し訳ないけど、「自宅の売却」は、頭の片隅に入れておいた方がいいですよ。

結局、風呂と洗面台とトイレは夫がデザインを選びました。

「毎日使うもんやし、すっきり白系やな」
「うん。変わったデザインだと売りにくいし」
「奥さん、家売る話ばかりしないで、真剣に選んでくださいよ」

業者が呆れかえるほど、夫任せのリフォームです。

工事の詳細を管理人に報告。

「自分が今いいと思うデザインで大丈夫か不安になってます」
「リフォームは失敗がつきものよ。直してから「しまった!」と思うこと多いもの。その時々で流行りの最新設備があるし、子どもが独立したりするからね。「そのうちまた直しゃええわ」ぐらいで大きくいかんと」

昔から「家づくりは3度行わないと満足出来ない」と言われるのは本当のようですね。
posted by ゆか at 01:57| Comment(0) | TrackBack(0) | お金のこと | 更新情報をチェックする
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