新着記事

2017年06月30日

凍結と休眠

ファイルを整理していて出てきた意外なもの。

……古い通帳。

就職して給与振込先として作って、結婚して、転職して、引っ越して……
いつのまにか使わなくなって「こんなのあったっけ」と首をかしげる銀行口座がありました。

金融機関で作られた口座のうち、最後の取引(お金の出し入れ)から「放置」された預金が「休眠口座」。
これは預金を引き出せるんですが。
混同されやすいのは預金が引き出せなくなる「口座の凍結」。
これは口座名義人が死亡した時に行われるもの。

さて、この休眠口座ですが、気になっていた記事がありました。

『休眠預金活用法が成立 放置の数百億円、福祉に利用へ(朝日新聞デジタル2016年12月2日13時46分)』

10年以上放置された口座のお金を福祉に使う「休眠預金活用法」のことです。

この法律が施行されると、口座を持っている人に「休眠預金のお知らせ」を送り、それでも返答がなかった場合、休眠預金は預金保険機構に移されます。
そして預金は、公募した公益活動にたずさわる法人や団体を助成や貸し付け、出資される。

『内閣府』によると、休眠預金を使える団体は3種類。

「子ども及び若者の支援に係る活動」
「日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動」
「地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関わる活動」。

1年半以内に施行されますが、運用開始までに3年前後かかる見通し。
つまり、法律は決まっているけれども、細かなことまで決まっていません。

平成29年2月2日、『一般社団法人全国銀行協会』は金融庁総務企画局企画課調査室に、「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律施行規則(案)」として、さまざまな確認を行っています。

「休眠預金等は10年と定義してよいか」、「相続について」、「一般預金・決済預金ではない外貨預金、譲渡性預金、金融機関から受け入れる預金等は対象外となるのか」、「インターネットバンキングで残高が表示される場合は「残高確認の求め」になるのか」など。
銀行側の手続きも大変です。

ちなみに、法律上、預金は「預金者が銀行に貸しているお金(債権)」です。
原則として、銀行の預金は商法(第五百二十二条)上の時効は5年間。
信用金庫での預金は民法(第167条第1項)上の10年で時効消滅。
でも、独自ルールを指定している銀行(ゆうちょ銀行民営化前の貯金の時効20年や、りそな銀行の休眠口座管理手数料徴収など)もあり、合併して銀行の名前や支店も変わってしまうことも増えました。

ボーナスの出る時期や、確定申告の2月、年度代わりの3月などに、1年に1度、時期を決めておいて、使っている口座を見直して、必要と思ったら確認の電話をしてみてはいかがでしょうか。
posted by ゆか at 18:23| Comment(0) | TrackBack(0) | お金のこと | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/451381903
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
にほんブログ村ランキング
こちらには『ventus』で書かれている内容と同じ分野のブログがたくさんあります。
もし、よろしければご覧ください。

武術・武道ブログランキング

ステーショナリー雑貨ブログランキング