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2017年09月08日

子どもたちの笑顔のために

「直前で申込者47人になりましたが対応できますか?」


豊中市立熊野田小学校の方から電話がありました。
200色の色鉛筆を使った白と黒のオリジナル絵本のワークショップの件です。
定員は1学級分程度で30人ですが。

「全員が同時に揃うことはないので、なんとかなると思います」と答えたものの……正直、どうなるかわかりませんでした。

ワークショップは授業が終わる2時半から最終下校時間の4時まで。
その1時間半の間に、子どもたち全員に紙の折り方を教えて、自由に絵本を描いてもらって完成させる。
地元の熊野田小学校PTA安全管理委員会のみなさんのご協力なしではできないことです。

ワークショップ当日、設営を手伝いに早めに学校へ。
PTAのみなさんと一緒に椅子と机を並べます。

セッティングが完了したと同時に、チャイムが鳴って放課後の始まり。
次々に子どもたちがコミュニティ教室に入ってきます。
小学校1年生から4年生の45名。
前回ワークショップにきてくれた子どもたちの顔もちらほら見えました。

最初にオリジナル絵本台紙を1枚ずつ配ります。

「白か黒か、どっちの絵本作る?」
「今日は黒」

白と黒で描ける色鉛筆の種類が違います。
それと、どうしても「絵心」には個人差があって、一番早く仕上げる子で30分。
遅い子で2時間近く。

前回……7月の時のように、「何を描こうか」と迷っている間に時間切れになり、椅子が片付けられている最中、必死に机にかじりつく子がいないように、今回は、子どもが「これなら私にも描ける」と思うようなサンプルを作ってみました。

紙を折って、絵本を描く作業がスタート。
ページいっぱいに「すみっこぐらし」「ポケットモンスター」と好きなキャラクターを描く子がいる一方で、自分で考えたキャラクター「サメじじい」「カレンダーくん」で物語を描く子がいます。

「きちんと時間を計って、授業として子どもたちに絵本を描かせればいい」と言われることも多いのですが、今のところ、それをやっていいのかどうかわかりません。

ここで「好きに書いていいよ」と言って、いきなり字を書く子は、図画工作の時間に何を描いていいか悩む子、絵を描く子は国語の作文で苦しむ子でしょう。
実は「書くのも描くのも得意」という人は、あまりいないのです。

私自身、美術の評価は5段階評価で「2」でした。
その当時の美術は水彩画が主流。
水彩絵の具を水で溶く作業で失敗して、絵を描く以前に「この子は不器用だから2」だったのです。

自分の小説に自分で挿絵をつけたくて、独学で絵の勉強をして、色鉛筆のイラストコンクールで入賞しても、いまだに美術で「2」がついていたコンプレックスから抜け出せていません。
だから、自分で子どもに優劣をつけることに抵抗があるのですよ。

「先生、見て」

自分の作品を見せてくれる女の子もいます。
かわいい動物たちが四葉のクローバーを探す物語が続き、最後のページが『さて、しつもんです。いままでこのほんにでてきたよつばのクローバーはいくつでしょうか?』

えっ?
あわてて読み返してクローバーの数を数えます。

「3つ?」
「正解!」
「みんなかわいいし、きれいなクローバーをたくさん描けたね。よかったね」とほめると、女の子はうれしそうに席に戻りました。

ここでは「どの子もいいところを見つけてほめる」のがルール。
PTAのみなさんにも、そうお願いしています。

絵本を描き終えて、家や学童保育に帰る子は、次々に帰りますが、働いている親御さんが帰ってくるまで時間がある子は、コミュニティ教室の絵本を読んだり宿題をしたり。「放課後から最終下校時刻まで子どもを預かる」場所なので、学校の授業とはルールが少し違います。

最終下校時刻を知らせる校内放送。
子どもたちは挨拶して帰っていきます。

「先生、ありがとうございました」

最後の1人を見送ってワークショップ終了。
PTAのみなさんのご協力で、今回も無事に終わることができました。

子どもたちが帰った後は、机や椅子を片付けて反省会。
ワークショップの想定参加人数は30人。
45人では机や椅子、色鉛筆も筆立ても足りません。

次回、40人を超えたら多目的室を借りることになって、私の方は筆立てと、これまで使っていなかった2つのメーカーの36色セットを買い足すことにしました。
色鉛筆はメーカーによって色味が違います。

72色追加。
「200色の色鉛筆」どころか「300色の色鉛筆」。
子どもが喜ぶならそれでいいかもしれません。

もちろん「相手は子どもなんだし、100均の画用紙と色鉛筆でやればいいでしょう。どうせ、子どもに赤と朱色の区別なんかつかないし」と言われることもありますが。
各メーカーの黄色の色鉛筆だけ集めて、真剣に絵を描いていた男の子の姿を見て「子どもには適当なことを教えておけばいい」と言えるのか。
私にはわかりません。

帰りに「自分のところで作ったものですが」と、委員の方からイチジクのジャムをいただきました。
新鮮なイチジクの果肉を惜しげもなく使った甘さ控えめのおいしいジャム。
ありがとうございました。

次回の熊野田小学校の「とよなか地域子ども教室」は11月15日。
ほかの学校区の「とよなか地域子ども教室」にも出向きますのでお気軽にお問い合わせください。
またお声がかかるまでに新しいサンプルを仕上げておきますか。
ラベル:色鉛筆 絵本
posted by ゆか at 22:01| Comment(0) | 日常コラム | 更新情報をチェックする
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